前回、

「演習は診断・助言のツールである」

という話をしました。

 

これは、

「試験対策は、診断・助言である」

という考えを前提にしていることになります。

 

試験対策とは、

自分が自分に対して行う助言と、

それをもとにした活動である。

 

“自分が自分に対して行う“というところに

違和感を抱くかもしれませんが、

これはかなり頻繁にやっていることです。

 

「もうこんなバカなことはするな!」

「なんでやらない?」

「もっと集中しろ」

・・・・・・

とか、

どの自分がどの自分に向けて発しているのかはっきりしませんが、

エラそうな自分が思い通りにならない自分を

評価したり、

責めたり、

小言を言ったり、

するわけです。

 

実感はあると思いますが、

そんなことしても、

嫌な気分になるだけで、

ほとんど効果がありません。

他人を責めるのも、

他人に責められるのも、

効果はないし気分悪いですが、

それを両方自分でやるわけですから。

 

2次試験対策は、

多くの人にとってかなり厄介ですから、

自分が思うようにいかないことが頻繁に起きます。

「責めどころ満載」です。

 

自分を責めたり、

指導したり、

しつけたりする態度でのぞむと大変なことになります。

 

そこで、

自分に助言する。

あくまで助言です。

そのための診断です。

 

相手のためになる助言をするのも、

相手から意味のある助言を受けるのも、

効果はあるし、気分も悪くないでしょう。

 

試験対策をやっていて、

気分はどうですか?

 

ここまで読んで、

いまの

気分はどうですか?