2次試験対策で最も重要なのは、
問題文の解釈力(理解力)を高めることです。
問題文の解釈では、
着眼点(解答内容を特定するために特定したい根拠)を設定します。
つまり、
根拠の示し方の知識が豊富なほど、
着眼点設定の品質が上がります。
よって、
根拠の示し方の知識を増やしていくことも最重要。
それには、
過去の本試験で使用された根拠ひとつ一つに着目し、
収集することに加え、
自分で作ってみることも有効です。
知識は使うのが一番。
たとえば、
問い:勉強をもっとコンスタントに行うための助言
答え:平日夜、TVを見るのをやめ勉強する。
そのための根拠を考えてみます。
【上記の根拠例】
平日の帰宅はたいてい遅く、
風呂に入り、
食事をして、
TVを見ているうちに眠くなり寝ることが多い。
このように示すとどうでしょう?
「平日夜にはたいてい勉強していない」ことは読み取れます。
でも、ここから助言するとなると、
平日夜、風呂に入る前に勉強する。
平日夜、TVを見ずに寝て、翌朝勉強する。
平日夜は無理なので、朝、勉強する。
平日は無理なので、週末にガッツリ勉強する。
上記の複数を同時にやる。
などいろいろと妥当性を否定できない解答候補が出てくることに気づきます。
これは避けたいから、
根拠の示し方、問題の指示・制約を調整するでしょう。
それが出題者が行う作業です。
たとえば、
“週末“の解答を潰すために、
“コンスタント“という曖昧な表現を“毎日“に置き換えるとか。
少し前にも書きましたが、
具体的な題材でいろいろと検討を加えることが、まず必要です。
一般化するのはその後。
1日ひとつでいいから、やってみることです。
10日もやれば、かなり力がつきます。