前回、
試験問題の解答を作成する受験者の意図の話をしました。
受験者の意図は、
誰にどのようにして読取られるのか?
採点者です。
仮に、
「プロモーション策」を要求した問題の解答欄に
「新たなに投入する製品とそのプロモーション策」が記述されていたとします。
あなたが採点者だったら、
どんな意図を読み取りますか?
“意図“というのがピンとこないなら、
どんな印象を持ちますか?
「指示を外している」ことから、
・指示に従って解答することを重視していない
(重視しようという意図は感じられない)
「根拠のない解答をしている」ことから、
・根拠に基づき解答することを重視していない
(重視しようという意図は感じられない)
といったことになるでしょう。
もし、
この受験者が
「問題の指示や根拠の設定に現れる出題者の意図を外さないことを重視しよう」と考えていたとしても、
結果として解答欄に記述した内容が、
そうなっていない場合、
その意図は読み取ってもらえない、
ということです。
つまり、
あたりまえと言えばあたりまえですが、
意図どおりに表現にするにはある程度の知識・技能が前提になる。
そのため、
意図をもって
知識・技能を磨く。
練習量も必要ですが、
練習の質が重要です。