試験では、

“出題者の意図“を捉えることがポイントになります。

 

出題者が問題と答えを作り、

その問題だけを見て、

答えを推しはかることが求められているわけですから。

 

ここで注意したいのは、

“推しはかる“のであって、

“賛成する(反対する)“ことではない、

ということです。

 

受験者の意見は求められていません。

 

解答はあくまで、

出題者が期待している内容であって、

受験者の価値判断ではない。

 

問題が“わかる“というのは、

出題者の意図がある程度わかるということであって、

問題と答えに納得する(同意する)ということではありません。

 

極端な言い方をすると、

解答内容そのものについて受験者がどう考えるかなどどうでもいい。

 

相手(出題者)の視点から考えるということは、

相手に共感するとか、

そういうことではありません。

 

受験者は合格するために

試験問題をできるだけ正確に理解したい。

だから出題者側の視点も必要とする。

 

ここを勘違いすると、

 

「この解答は納得できる」とか、

「この解答はおかしい」

といったトンチンカンな反応になります。

 

前者は得点できたとき、

後者は得点できなかったとき。

 

世の中(特にメディア)は、簡単に賛成・反対を求めます。

賛成の場合は、反対側がおかしい。

反対の場合は、賛成側がおかしい。

そういう面(対立)を強調する。

 

これでは理解がすすまない。

 

試験対策は、

賛成・反対と無関係に物事を理解する練習としても使えるかもしれない。

 

この考えを理解するには、

どうすればいい?

(ヒント:賛成、反対しないこと)