出題者は、
問題、解答、根拠すべて自分で設定できます。
ただ、
かなり制約がありますから、
ひとつの事例の中で、
複数の問題、解答、根拠のセットを組み込む作業は簡単ではありません。
このセットは、
問題 × 根拠 = 解答
という関係で表すことができます。
前回、“ふわっと“した問題と解答を取り上げましたが、
これは、
“根拠“の設定に起因します。
根拠はあくまで根拠であり解答そのものではありません。
問題と掛け合わせることで解答になる。
よって、
問題要求をもとに根拠を解釈し、
内容を補い、
解答を組み立てるわけですが、
その補う部分の特定に無理があると判断した場合、
“ふわっと“した問題と解答になります。
そういう問題もある。
ということは知っておいたほうがよいです。
変化球というわけではないですが、
普通は140km台なのに、
120kmのボールが飛んでくるようなものです。
140kmと同じように対応しようとすると空振りします。
それでは、
今回のお題です。
今回もオリジナルはふわっとしたやつです。
お題の問題文を解釈した上で、
オリジナルのふわっと感の感覚を味わってみましょう。
問16
C社社長は、付加価値の高いモニュメント製品事業の拡大を戦略に位置付けている。この戦略を展開するにあたっての課題と対応策について、120字以内で助言せよ。
問16
C社社長は、付加価値の高いモニュメント製品事業の拡大を戦略に位置付けている。この事業の充実、拡大にあたっての課題と対応策について、120字以内で助言せよ。