2次試験の対応力を左右する3つの要素は、
・マネジメント
・手順
・使える知識・技能
直前期の演習では、
マネジメントと手順は実践の場で試し、調整する程度で済ませたい。
となると、
手順を安定させるための練習と、
「使える知識・技能」を増やす、質を高める、取り組みが中心となります。
前回取り上げたように、
知識は、
①適切であること
②適切に使えること
の2つの要件を満たすことになります。
表現を変えると、
①何であるか(何ではないか)
②どういう場面でどう使うか(どういう場面でどう使っていけないか)
この2つがセットということです。
1次試験であれば、
ほぼ①だけでいけそうなイメージがあると思いますが、
2次では、②がないとどうにもなりません。
使うことができない=得点につながらない。
②は“手続き型の知識“です。
たとえば、
藥の名称、効能を知っていても、
用法用量を知らない、
服用してはいけない条件(持病、他の薬との併用)を知らない、
ということなら薬の知識があるとは言いません。
ただ危険なだけです。
演習が毎週続きますが、
演習では必ず②を伴います。
ひとつ演習を体験したら、
どれだけ使える知識が増えるか?質が上がるか?
この観点を重視しましょう。
適切に使えたのであれば、
⭕️こういう場面でこのように使うのは適切であった
適切に使えなかったのであれば、
❌こういう場面で使うのは適切ではない。
❌こういう使い方をするのは適切ではない。
といった②に関する具体的な知識が増えるはずです。
つまり、
②の知識が増えることは、質を高めることに直結します。