まずは前回の続き。

 

「“組織的“にあてはまらないことは?たとえば?」

 

考えてみました?

 

「そんなこと言わずに、とっとと解答例を教えろよ」

となっていません?

なっても不思議ではありません。

むしろ、

それがフツウでしょう。

 

「どうして?」

 

手っ取り早いから。

 

「何がどう手っ取り早いの?」

 

・・・・・

 

前回お話ししたように、

2次試験対策として必要なのは“考える練習“です。

効果的な練習はありますが、

手っ取り早い練習はありません。

 

答えを知ることは知識を増やすので、

無駄ではありませんが、

“考える練習“にはなりません。

 

推理小説の本の最後だけ読んで、

犯人を知ったところで、

何にもならないのと同じです。

(「あの本なら知っている」とは言えるでしょうけど)

 

というわけで、

 

「“組織的“にあてはまらないことは?たとえば?」

 

あてはまらないものは練習しないとい意図的に出すのは難しい。

ちょっとやってみましょう。

 

“とっかかり“さえ見つかればなんとかなります。

   ↓ たとえば、

事例1は、何の事例か?

   ↓

戦略と組織に関する事例。

ということは、「戦略そのものは」は組織的ではないか?

経営戦略、事業戦略、製品戦略といったことは組織ではないな。

   ↓

製品戦略?「製品」そのものはどうなのか?組織じゃないだろう。

製品、商品、サービスそのものは組織じゃない。

   ↓

事例2っぽいやつは組織的では何か?他のは?

生産計画、生産管理、財政状態、経営成績、業績、・・・

これらそのものは組織じゃない。

 

といった感じ。

 

この練習を通じて、

問題文を解釈する技能レベルを高めることができます。

それと同時に、

“組織(的)“ってどういうものであって、どういうものではないか、

理解が深まるでしょう。

 

問題文は要求(指示)ですから、

この技能は、組織で仕事をする際にも活かせます。