演習後、【解答例】と自分の解答を比較しますよね。
・結論が違う。
・解答の構成が違う。
・あるいは、その両方。
こういったとき、
「え?なんでなんで?」
となる場合があります。
そんなとき、
どうしています?
解説をよく読み、
出題者の考え方、前提としている知識を確認しますよね。
では、
その際、
どんな観点を持っています?
「自分が使った知識や考え方と違うところはどこか?」
という観点ですよね。
この観点により、
次の2つが明らかになります。
・出題者が使用している知識と考え方
・自分が使用している知識と考え方
やりたいことは、
「自分が使用している知識と考え方の修正」です。
出題者のほうには手出しできませんし、
そんなことしても合格確率は高まりません。
たとえば、
次のような場合、
どこをどう修正しますか?
新分野での事業に進出したねらいを要求する問題で、
あなたの解答:経営リスクの分散
出題者の解答:一層の成長
でした。
解説を読むと、
出題者としては、
・事例企業は競争優位にあるもののその市場自体の成長は期待できない
・経営者は「業績の維持」ではなく、自社の成長を望んでいる
という2つの根拠を示し、解答に妥当性を持たせているようです。
“あなた“の対応はどうだったか?
“新分野での事業進出“という問題文から
「リスク分散」が浮かんだ。
というか、
それ以外は浮かばなったし、
それ以外の可能性があることを想定しなかったので、
出題者の埋め込んだ根拠を無視してしまった。
結果、
「経営リスクの分散のため」という一種類の結論で編集した。
どうです?
どこを修正します?
出題者が使っている知識や考え方を比較対象にして、
自分の知識や考え方の理解を深める。
自分のことって他人と同じくらいわかりにくいですからね。