演習を終えて解答例を確認したら、

自分の解答とまったく違う内容だった。

 

残念ながら、

こういうことってあります。

 

このとき、

「おかしいだろ!この解答は!」

という姿勢は得策ではない。

これは前回説明しました。

今回は、

「解答例のような解答をしないといけないのだ」

という姿勢も得策ではない、という話。

 

非難は結局のところ

相手がすべてであって、

自分には何の力もないという構造を認めることになってしまい、

自負心の低下につながるから得策ではない、という話をしました。

 

では、追従はどうか?

 

こちらも構造的には同じになります。

相手がすべてであって、

自分(の考え)などどうでもよいということになります。

 

追従する姿勢とは、

理屈がわかろうがわかるまいが、関係なしに従うということですから。

 

理屈がわからないなら、わかろうとすることが姿勢が大切です。

その上で、

自分の知識に加える。

こちらの姿勢でいきましょう。

 

整理すると、

自分の解答が解答例と大きく異なった場合、

自分の解答を正当化する(解答例を非難する)のでもなく、

自分の解答を否定する(解答例に従う)のでもなく、

 

解答例を理解しようとする姿勢を取りましょう、ということです。

そのため、

解答例をもとに、少なくとも次のことは検討したい。

・問題の指示をどのように解釈しているか?

・解答内容を特定するための根拠はどこにどのように示されているか?

・前提となる知識は何か?何をきっかけにどのような知識を使えばよいか?

 

解答例と自分の解答が大きく異なった場合は、

ぜひ、やっておきましょう。

 

解答例と自分の解答が大きく異なる場合とは、

ほとんど得点できかなったということですから、

気分はよくないです。

でも、

気分がよくないから、振り返りをしないというのはもったいない。

 

気持ちを切り替えたいときは、こう考えましょう。

        ↓

「自分の解答もまんざらでもない」

 

もし、あなたが出題者だったら、

あなたの解答が正解だったわけですから。