エスキモーは雪を表現する言葉を50種類以上持っている、らしいです。
それだけエスキモーの生活において雪を識別することが重要ということでしょう。
診断士の2次試験は、“問題が難しい”ことが特徴です。
ですから、
受験者にとっては、問題の難しさを識別することが重要です。
エスキモーにとっての雪のようなものです。
と考えると、
受験者は、問題の難しさを表現する言葉を50種類以上もっている。
ということなります。
いや、そこまではなりません。
でも、
何種類かもっているのが妥当でしょう。
そうじゃないと対応しにくいですから。
中学生や高校生(あるいは大学生、あるいは若ぶった大人)のように、
「この問題ヤバい!」
「今回の演習超ヤバかった」
「このこたえヤバくない?」
と表現しているようでは、合格しやすい状態にはなりません。
2次試験に特化して対策を行なっているみなさんは、
ある意味“専門家”ですからね。
何でも「ヤバい」や「ムズい」のひと言で片付けていては専門性は得られない。
「問題が難しい」にもいろいろあるわけです。
そして、
それぞれ対応は異なります。
浮かびます?
ざっと分類しただけでも、次のようなタイプがあります。
あ)やっている間は難しいと思わないが、結果的に正解できない問題。
い)要求がわかりにくく正解できない問題。
う)こたえの根拠が特定できず正解できない問題。
え)問題の設定が複雑で正確に理解できない問題。
お)量が多く処理が困難な問題。
か)レアな知識を持っていないと正解できない問題。
「ぼたん雪」「粉雪」「細雪」「わた雪」・・・と雪にもそれぞれ名前があるように、
試験問題の難しさを識別するための名前をつけたほうが、
取り扱いがしやすくなる可能性があります。
たとえば、
あ)やっている間は難しいと思わないが、結果的に正解できない問題。
なら、
“落とし穴問題”とか“セルフ詐欺問題”とか。
い)要求がわかりにくく正解できない問題。
なら、
“くさび形文字問題”とか“職場の上司問題”とか。
自分でネーミングすると、
識別しやすくなるだけじゃなくて、親しみもわくでしょう。
ところで、
今日関東地方は雪になるようです。
何雪なのでしょう?