事例Ⅰ関連の知識のひとつに内発的動機づけがあります。
対策講義の中で、
おススメ(試験対策としてというより、生きる上でのおススメ)として
「人を伸ばす力」エドワード・L・デシ著を紹介しました。
もし、これを読んで興味に火がついたら、
「競争社会を超えて」A・コーン著をどうぞ、
(ただし、こちらは翻訳がわかりにくいので、この際、英語力も高めようという場合、あるいはもともと英語もできるということであれば、原書のほうがよいです)。
さて、
内発的動機づけのポイントは何だったか?
内発的に動機づけられている場合、
外発的動機付けを行うと、
内発的動機付けは低下してしまう。
ということでした。
どんな場合でも、
外発的動機づけ(目の前にニンジンぶら下げる)がまずいということではなく、
“内発的に動機付けられている場合”です。
たとえば、
みよしはほぼ毎日このブログを書いています。
これは、
誰にたのまれたわけでもなく、
毎日書く必要性もなく、
何かを達成するための手段というわけでもない。
“書きたいから書いている”し、
みよしにとっては、“毎朝やるゲーム”のようなものです。
つまり内発的です。
だから、もし、このブログ のアクセス数に応じてお金をもらったり、
1日も休まずに書くとボーナスがもらえるようになったりすると、
ちっとも面白くなくなり、書く気にはならなくなる。
そういうことです(そんな心配はいらないわけですけれども)。
診断士の勉強は、かなりの期間続きます。
それもあって、
モチベーションの話がよく出ます。
現在、試験対策中のみなさん、
あなたの試験対策を行う動機(モチベーション)について考えてみてください。
(試験対策中じゃない場合は、“仕事する動機“”生活する動機“”生きる動機“といったことで考えてみましょう)。
自分の動機は、
内発的なものだろうか?
それとも外発的なものだろうか?
どちらか一方が100%ということはないかもしれませんが、
どちらかが主なはずです。
そして、それによって
モチベーションの維持や向上策は違ってきます。
「下がってきた・・・・」「どうやって維持するか?」と悩む前に、
まず、どんな動機なのかを正確に知ることが大事です。