富士山本門寺

 

 

本門正宗  富士山本門寺

 

 

山号 : 富士山

院号 : 久遠常在院

宗派 : 本門正宗

寺格 : 総本山

本尊 : 本因妙大本尊

創建年 : 1288年(正応元戊子年)

開山 : 日目上人

開基 : 後醍醐天皇

正式名 : 富士山久遠常在院本門寺

 

 

所在地 : 神奈川県横浜市戸塚区小雀町1260

 

 

富士山本門寺は、旧鎌倉郡・現横浜市戸塚区小雀町殿ヶ谷にある
本門正宗の総本山である。
山号を富士山、院号を久遠常在院、寺号を本門寺と称する。
本尊は日蓮の魂魄「本因妙大本尊」、開基は後醍醐天皇、開祖は日蓮、開山は、日目。
日蓮が修行した霊跡と伝えられる竜神の滝や後醍醐天皇の護良親王の
旧墓跡等のゆかりの地に位置する。

 

 

 

『正門』

 

『庫裏』

 

『本堂』

 

『お堂』

 

『遠景』

 

 

 

<本門正宗の宗旨>

本門正宗は『法華経如来寿量品』に云う「是時其父」の如来、日蓮大聖人が、
『如来滅後五五百歳二始ム観心ノ本尊抄』に、
「是好良薬とは寿量品の肝要たる妙体宗・用・教の南無妙法蓮華経是なり。」と
仰せられる「妙体を宗としてその用・教」の佛法を説き、
その如く修行する唯一、無二の宗門であります。
この「妙体ノ宗」とは、日蓮大聖人が弘安二年(1279)10月12日、
ご開眼の「本因妙大本尊」様の事でありますが、他門では大聖人の妙を名に代えて
「名体宗用教の五重玄」と天台師の論として誤った解釈をしています。
ではなぜ「本因妙大本尊」様が「妙体の宗」なのかと云いますと『法華経如来寿量品』には、
生命の本質を「妙」と云うべき極小の質量に具わる「法」、物質波であると説かれております。
そして「妙」の質量を『如来寿量品』には具体的に「劫分の一塵」の
生命を正しく整える波動を日蓮大聖人は「本門の題目」と称し、
そのリズムを自らの魂として方(いた)に刻み留めたものが、「本因妙大本尊」様なのです。
そして用・教とは「妙体の宗」に具わる所の秘蜜なのであります。
此の「本因妙大本尊」という一大秘法が含む三秘法を釈して、
本門の本尊・本門の戒壇・本門の題目とも、本門の戒・定・慧とも称するのであります。
故に「本因妙大本尊」様と境智冥合する事で自然と本門の戒・定・慧が身に
具わるのであります。
戒とは、身・口・意の三業の悪を止め非を防ぐはたらきで
定とは、禅定の略で、生命の実相を邪念なく自然と具えるはたらきです。
慧とは、佛の智慧のはたらきと云う事であります。
本因妙大本尊様に帰依する事で、この戒・定・慧を己が身に自然と具える事ができるのであります。
富士山久遠常在院、本門寺が「本門正宗」として唱える「本門の題目」は
我レ慈父の勝応身の如来が自らの魂を「本因妙大本尊」として造立し、
その「本因妙大本尊」様に日蓮大聖人が込められた「本門の題目」こそが
全世界の人々が渇望している「父」に他ならないのです。
即ち、「如来秘密神通之力」の文が語る、示し申すと云う「神」と云う文字が示す実体が
「本因妙大本尊」であるのです。
<富士山本門寺HPより引用>