鑁阿寺
真言宗大日派 根本道場 本山 鑁阿寺
山号 : 金剛山
宗派 : 真言宗大日派
寺格 : 本山
本尊 : 大日如来
創建年 : 1196年(建久7年)
開基 : 足利義兼
正式名 : 金剛山 仁王院 法華坊 鑁阿寺
別称 : 大日様
所在地 : 栃木県足利市家富町2220
鑁阿寺は、鎌倉時代、建久七年(1196年)に足利義兼によって建立された真言宗大日派の本山。
山号は金剛山。
本尊は源氏、足利氏の守り本尊である大日如来を祀る。
約4万平方メートルに及ぶ敷地は、元々は足利氏の館であり、
現在でも、四方に門を設け、土塁と堀がめぐらされており、
平安時代後期の武士の館の面影が残されている。
またこの事から「史跡足利氏宅跡」として、大正10年3月に、国の史跡に指定されており、
現在では「日本の名城百選」にもなっている。
寺院としては、鎌倉時代初期、1196年(建久7年)源姓足利氏2代目の足利義兼が発心得度し、
邸宅内に持仏堂を建てたのが始まりとされる。
義兼死後、その子義氏が建立した本堂は、1229年に落雷により、焼失したが、
足利貞氏が禅宗様式を取り入れ改修した。
日本としては禅宗様式への転換期の最初期にあたる。
鎌倉時代から室町時代にかけて寺院として次第に整備され、室町将軍家、鎌倉公方家などにより、
足利氏の氏寺として手厚く庇護された。
境内には、本堂のほかにも、鐘楼、一切経堂が国の重要文化財、東門、西門、楼門、
多宝塔、御霊屋、太鼓橋が栃木県指定の建造物で、その他、市指定の建造物も多数あり、
その他建造物以外にも、彫刻や文書、美術工芸品など、中世来の貴重な宝物類も多数残され、
今に伝わっている。
また市民の方々には古くより「大日様」と呼ばれている。
<鑁阿寺HPより>
『太鼓橋』
『楼門(山門)』
『鐘楼』
『多宝塔(塔婆)』
『手水舎』
『大銀杏』
『大御堂(本堂)』
『稲荷堂』
『本坊(庫裡)』
『東門』
『北門(薬医門)』
『蛭子堂』
『大黒堂(校倉)』
『大酉堂』
『御霊屋』
『中御堂(不動堂)』
『経堂(一切経堂)』
『西門』