こんばんは、

おくざわ高広です。
町田から政治と社会のかけ橋になるべく暮らしています。

 

昨日、東京パラリンピックが閉幕しました。

閉会式のテーマは「すべての違いが輝く街」ということで、開会式同様に感動するものでした。

開会式のブログはこちら☟

 

見逃した方はNHKの特設サイトで見逃し配信も行われています。

 

 

 

一方で、これをお祭りで終わらせることなく、社会に浸透させていくためにはどうしたらいいのかと考えていく必要もあります。

2024年のパリ大会では、オリンピックとパラリンピックのエンブレムが同じデザインになるなど、

障害があってもなくても共に生きていく社会へとより強いメッセージを進めています。

 

著書「五体不満足」で有名な乙武洋匡さんは、

障がい者スポーツはできる場所がとても限られていることも指摘して、

これからは、誰もが一緒に楽しめるユニバーサルスポーツへと発展させていくべきではないかと提案しています。

 

パラリンピックを見ていた方は、障害の重さによってクラス分けがされているのを見たと思いますが、

種目によってはクラス分けすれば難しくないような気もしますね。

 

私もブラインドサッカーやボッチャを体験したことがありますが、パラリンピアンのプレーをみると、鳥肌が立ちます。

また、勝っても負けても、両者をたたえ合う姿にも、その精神面での豊かさにも感動を覚えます。

 

一方で、日常的に障害者スポーツを楽しむことのできる環境は整備されているとは言いがたいのも現状です。

笹川スポーツ財団の調査によると、全国には141の障害者専用・優先スポーツ施設があるそうですが、

これは全国の公共スポーツ施設全体のわずか0.26%となっています。

 

笹川スポーツ財団では、政策提言も出しています。

「障害者のスポーツ環境のあるべき姿」は、スポーツ分野に限定されるものではなく、障害福祉、医療・リハビリテーション、学校(小・中学校、高校、特別支援学校)、地域スポーツなど、あらゆる職種や地域社会と連携し、すべての障害者が、すべてのライフステージにおいて身近な地域でスポーツに親しむことができる環境である。

として、あらゆる主体が繋がり合っていくことの重要性を示しています。

 

パラリンピックを見て、多様性の生み出す価値や人間の可能性を改めて実感した人も多いと思います。

来年には、聴覚障害者のデフリンピックがブラジルで、

再来年には、知的障害者のスペシャルオリンピックスがベルリンで開催されます。

 

また、スポーツではありませんが、障害者の雇用を促進するアビリンピック全国大会が東京で開催されます。

 

以前と比べ、多様性を認識するようになった人、その可能性を感じるようになった人は増えたと思います。

人は誰もが多様であることを前提に、その多様な人が自分らしく輝いて生きていける社会へ、

パラリンピックを通じて一人ひとりが感じたことを

アクションに変えていくことが、残すべきレガシーなのだと心から思います。

 

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誰もが生まれてきて良かったと思える社会を

ワクワクがあふれ出す町田を

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