こんにちは、
東京都議会議員(町田市選出)の
おくざわ高広です。

選挙戦も最終日を迎えました。立候補された皆様、候補者を支えた皆様、本当にお疲れ様でした。

心からの敬意と感謝を申し上げます。



私からは、主要候補者の演説会場をすべてまわって熱気をお伝えしようと思っていましたが、
新型コロナの感染状況をみて、オンラインでの最後の訴えとされる候補者もいるため、皆さんの動画を見て、一言ずつコメントしていきたいと思います。

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届出番号① 山本太郎候補
18:30~ 最終街頭演説@新宿駅南口
ゲストスピーカー

・参議院議員 舩後靖彦(れいわ新選組)

・参議院議員 木村英子(れいわ新選組)

≪おくざわチェックポイント≫

①当事者参画の重要性

 船後議員、木村議員のこの一年の取組を報告しながら、当事者が意思決定に参画する重要性を述べており、これには賛同します。例えば、東京都では、知的障がい者を非常勤職員(オフィスサポーター)として雇用していますが、どの程度働けるのか初めて分かったと言う職員は少なからず存在します。障がい者に限らず、当事者の視点を入れていくことで、都庁職員の意識改革に繋がり、より当事者ニーズに即した都政になるのは間違いありません。

 

②コロナ禍で厳しい生活を強いられる方に寄り添う

 自身が街中を歩いて聞いてきた声を一つ一つ紹介しながら、その全てに手を差し伸べることが行政の役割だと熱弁しています。全員に10万円給付、小中高大など全て学費無料、事業者の損失補償、これはバラマキではなく経済政策だと主張しています。

 しかし、問題は財源です。国が金を刷らないなら、都債を15兆円発行しようというものですが、これは現実的とは思えません。確かに今を支えなければ未来は訪れません。総務省に確認して、都債の発行はできるだろうとの見解は得ているとのことですが、どのように返していくのかの言及がありません。少なくとも、私は議会として賛成できないと

 

③原動力は怒り

 新型コロナを国が災害指定すれば、、、国が金を刷れば、、、でも、国がやらないから都がやる!都知事になったら国に求める!という怒りのメッセージは会場を大いに沸かせるものがあります。途中マイクトラブルに見舞われるも、逆に会場の熱気は最高潮に!どちらかというと、政治の演説会というよりも、フェスや祭りのような、異様な熱気に包まれていましたが、これがどのような投票行動に変わるのか、注目です。

おくざわ総括!!

 困っている人に手を差し伸べたい、実際に足を延ばすその行動力には頭が下がります。

 でも、その解決策の実現可能性を考えると、困難と言わざるを得ません。

 しかし、その怒りは受け取って、都庁、都議会も頑張らねばならないと心動かされました。

届出番号② 小池百合子候補
 SNSでの動画において、最後のお願いを発しています。

 

 

≪おくざわチェックポイント≫

①新型コロナ対策に注力

 選挙期間中も日々刻刻と変わる新型コロナ対策に注力していたことは間違いなく、選挙との両立はさすがに疲れを隠せずにいる様子がうかがえます。それが正しかったのかどうか、それはまだ分かりません。しかし、明日の投票は一つの信任(その是非を問うもの)とも考えられます。

②街頭に出ずにオンラインでの選挙に終始

 自らが三密を避けることをお願いしている以上、全ての活動をオンラインで行うという新たな試みとなりました。必勝祈願メッセージの募集について触れていましたが、多くの支援の声が届いていたことがうかがえます。一方で、「#小池百合子に物申す」キャンペーンとして、批判も含めてしっかり受け止め、答えていくという試みが途中で止まってしまったのは、残念でなりませ。

 

おくざわ総括!!

 コロナ対策の最前線で日々の対応にあたっていることに敬意を表しつつも、

 選挙戦を通じて、もっと多くの声を聞き、対話をしていただきたかったというのが本音。

 「東京の未来は都民と決める」選挙が終わっても続けていただくようお願いします。

 


届出番号③ 宇都宮けんじ候補

※私の見た動画が発見できないので、最終演説を貼り付けておきます。

(私が見たのは)10:00~ 西葛西駅前

ゲストスピーカー 

・衆議院議員 落合貴之(立憲民主党)

・参議院議員 田村智子(日本共産党)

・東京都議会議員 河野ゆりえ(日本共産党)

・江戸川区議会議員 よぎ(立憲民主党)

・LGBT市民団体の方

≪おくざわチェックポイント≫

①多様性を尊重

 よぎ議員は、インドにルーツをもつ議員で、東京に数多く在住している外国にルーツをもつ方の代弁者として区議選に初当選しました。ゲストスピーカーは、候補者の主張を体現した方にお願いすることが多く、多様性を尊重する視点は非常に重要です。東京都では、外国人コミュニティ支援を行う財団を新たに設立したところでもあり、東京都の方向性と同じといえます。

②同性パートナーシップ条例

 東京都では、五輪憲章に基づく差別禁止条例を定めた後に、具体な制度づくりが遅れているという現状もあります。小池知事は、同性パートナーシップ条例に後ろ向きですので、大きな差別化になると考えています。

③東京都の経済成長の柱に「カジノ」は据えていない

 落合衆議院議員が「東京都は経済成長の柱にカジノを据えている」と断言していましたが、これは間違いです。東京都が力を入れているのは、国際金融都市構想や中小企業支援であり、カジノ誘致を前面に打ち出している小野候補への批判と東京都への批判をごちゃまぜにして語ることには疑問を抱きます。
④弱者に寄り添う支援の充実を!一方で財源は・・・?

 宇都宮候補の徹底して弱い立場の方に寄り添う姿勢には、賛同するところです。一方で、その財源をどうするのかという疑念が常につきまとうわけですが、特定目的基金の条例改正によって、1兆円ほどの財源を生み出すと語っています。特定目的基金とは、福祉や防災、緑の確保などの特定の目的のために積み立てている基金であり、これを取り崩すことができるように条例を改正しようという話です。しかし、これに手を付けるということは、いよいよたくわえが無くなるということでもあり、慎重に進めるべきと考えるものです。

 また、財源について、都の財政は約15兆円あるから、不要な道路計画を中止するなどして見直しを行うとの話もありましたが、東京都の都税収入の3割強を法人税に頼っていることを忘れてはなりません。田村参議院議員が「企業にお金を出すなら公立病院にお金を。高層ビルを建てるなら都営住宅の建設を。」と演説されていましたが、経済を守れない☞歳入が減る☞赤字になる☞福祉も含めた都政全体の見直しを図らざるを得ない(事実、石原都知事時代には福祉分野もカットされました)ということも頭に入れておかなければなりません。

※東京都令和二年度予算概要より抜粋

 

おくざわ総括!!

 休業補償、ひとり親支援、学生の学費支援、やれるものなら全部やりたい!

 でも、その財源の考え方をみたときに、特に長期的な視点で不安が残ります。

 個別テーマとして、同性パートナーシップ条例については、残り任期でなんとか実現したいと改めて思わせていただきました。


届出番号⑦ 小野たいすけ候補

19:20~ マイク納め@目黒駅前

≪おくざわチェックポイント≫

①熊本から仲間が参戦

 6/2に一人で決断した小野候補にとって、東京での仲間はいるはずがありませんでした。そのような小野さんを助けたいと熊本からボランティアに駆けつけてくる方がいる、これ自体が小野さんの人柄を表しているのだと思います。この点で、人として信頼できる方だと思います。

 

②民主主義の本質を問う

 日本の政治、民主主義の本質を問う強いメッセージがありました。私もその一人かもしれませんが、政治家の多くは、心にまっすぐに生きることができなくなっています。それが既得権を守ることや次の当選のためとなっていることも多く、バラマキやキャッチフレーズで進んでいく政治を変えたいという想いには心から賛同します。

 一方で、記者会見で言っていた「小池知事の批判はしない」という言葉が守られなかったことは残念でなりません。小野さんにどのような情報が入っていたのかは分かりませんが、かなり一方的な目線で都政を語っておられた姿は見たくはありませんでした。(最後の演説では批判はしていませんでした。)

 

③最後の演説で、政策を語らない

 最後は、自らの思いの丈をすべて伝える方向で演説をしたようです。個人的には、政策面でも、東京の未来像を改めて語ってほしかったところです。

 

おくざわ総括!!

 民主主義の本質を問う問題提起や一人ひとりとの対話を重視した姿勢には感銘を受けました。

 一方、個別政策においてはまだまだ課題あり。

 TEAM小野たいすけの政治を変える船出に心からのエールを送ります!

 


候補者の演説ではないですが、最終日にこの企画は斬新です!


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全候補者紹介も再掲しておきます。

 

届出番号① 山本太郎候補

れいわ新選組公認(代表)、元参議院議員、俳優、箕面自由学園高中退

公式HP:http://taro-yamamoto.tokyo/

「稀代のポピュリスト」であり、その圧倒的なエネルギーで人を惹きつける演説は圧巻です。初めて演説を聞いたときは、その怒りの強さに、背筋が寒くなったのを今でも覚えています。

 政策面では、10万円給付や住宅確保、介護保険職の処遇改善など、新型コロナの影響下の都民の感情をそのまま政策にしたようなものであり、共感する人も多いのではないでしょうか。

 一方で、その財源としては都債15兆円の発行としており、将来負担を考えたときに不安しかありません。過去の都債残高の推移をみていただければわかりますが、最大でも7兆円強の発行であり、その後、10年以上かけて財政再建を達成し、今の東京があります。

 そのような過去を知ればこそ、議会において、到底賛成を取り付けることはできないでしょう。その点で、実現可能性という点では、疑問符がつくものです。

✔注目ポイント

野党共闘の構図から外れた山本太郎氏(れいわ新選組)がどれだけの票をとるのかは、各党が固唾を飲んでみています。特に来年の都議選やその前後の国政選挙において、野党の中心を担うのは、どこ(誰)になるのか。ちなみに、2013年の参議院議員選挙で、山本太郎氏候補の得票は666,684票でした。ご参考まで。

 

届出番号②小池百合子候補

無所属、現職知事、元防衛大臣、元環境大臣、カイロ大卒

公式HP:https://www.yuriko.or.jp/

 前回、「都民が決める、都民と進める」「東京大改革」のキャッチフレーズで大旋風を巻き起こした4年前。今回は、「東京の未来は、都民と決める。」「東京大改革2.0」、同じく無所属で挑みます。

 政策面をみると、「無難にまとめているな」というのが率直な感想ですが、現職という立場から、実現可能性の高い政策を掲げているとも考えられます。

 また、実績について、前回示した「7つのゼロ」について、未達成じゃないか!との指摘もありますが、私たち無所属 東京みらいの政務調査会長の斉藤れいな議員のブログにもある通り、着実に進んでいる部分もあります。

☞ 小池都政における4年間の公約の進捗を検証

 ただし、今後は都の潤沢な予算をかけて、量で解決していく手段がとれなくなることが明白な以上、これまでの延長線ではない課題解決策を提案していく必要があります。

✔注目ポイント

ポストコロナの政治活動ということで、街頭での演説はしないと公言しています。#小池ゆりこに物申す キャンペーンを実施して、SNSや動画を中心に選挙運動を展開するようです。これには、多くのコメントが寄せられていますが、本人も言うように「サンドバッグ」状態になっているように見えます。しかし、SNSでの政治活動は、双方向コミュニケーションが重要だと思っています。小池百合子候補が、これからどれだけ打ち返していけるのか、注目しています。

 なお、前回得票数2,912,628票を越え、過去最多の4,338,936票(2012年12月)を越えるかも注目の一つです。

 

届出番号③ 七海ひろこ候補 ※6/25撤退表明、取り下げは不可(投票可能)

幸福実現党公認、会社員、慶應義塾大学

公式HP:https://nanami-hiroko.net/profile/

 宗教法人幸福の科学を母体として設立された幸福実現党のアイドル的ポジション。休業要請や自粛要請は全面解除や法人税減税、規制緩和などによる経済活性化とあわせて、脱・中国依存という独自の考え方を示しています。

 東京都は、首都として、世界の諸都市との友好関係を保っていく、良い意味で刺激しあっていく都市外交をするという顔も持ち合わせており、中国北京市をはじめとする12都市と姉妹友好都市関係を締結しています。昨年から東京都では、5Gを爆速で進める方針が決まりましたが、この背景には小池知事が昨年中国のIT未来都市ともいわれる深圳を視察したことが大きな影響を与えています。

✔注目ポイント

 政治家と言えば、「握手」が基本と言われますが、七海候補はそれを越えて「ハグ」で支持をお願いしたことがあります。今回はコロナの影響でハグ戦術は使えないものと思われますが、どんな奇策が飛び出すのか、注目です。

 

届出番号④ 宇都宮けんじ候補

無所属(日本共産党推薦)、弁護士、東京大学中退

公式HP:http://utsunomiyakenji.com/

 日本弁護士連合会の会長を二期務めた後に、2012年、2014年の都知事選挙に立候補し、いずれも100万票近い得票。前回2016年は、候補者調整の結果、立候補を取りやめましたが、実力のある候補者の一人です。

 都立・公社病院の独立行政法人化の中止やオリンピックパラリンピックの中止など、小池百合子知事の方針に真っ向から反対しています。都民の命と暮らしを守り抜くというメッセージには共感する人も多いと思いますが、経済面での成長戦略が描かれていない点では、財源をどうするのかという点で、アンバランスと言わざるを得ません。

✔注目ポイント

 演説を聞いていると、その正直さがにじみ出ていると思う部分もあり、政治不信の高まっている皆さんからの一定の支持がありそうです。しかし、山本太郎候補の出馬で左派分裂の構図となったことから、今後の野党共闘の主導権争いという面からも注目が集まります。

 

届出番号⑤ 桜井誠候補

日本第一党公認、在日特権を許さない市民の会(在特会)会長、福岡県立中間高校

公式HP:https://japan-first.net/

 前回の都知事選にも立候補し、約11万票を獲得しており、また、ポスターの貼り出しもほとんどの掲示板で2日程度で終わらせていることからも、一定の支持層がいることが分かります。

 政策を見ると、都民税ゼロ、固定資産税ゼロが目を引きます。しかし、令和2年度予算における都税収入は5兆5千億円弱を見込んでおり、内、都民税1兆6千億円、固定資産税1兆3千億円ですから、これらの収入が無くなったら、都政はどうなるのかと言わざるを得ません。

✔注目ポイント

 右派の熱狂的なファンも多い桜井候補。前回の得票より伸ばすのか、下げるのか。その思想を支持する層がどれだけ存在するのか、特に保守系の政党は気にしている候補の一人です。

 

届出番号⑥ 込山洋候補

無所属(スマイル党推薦)、介護士、元会社経営者、専門学校卒

公式HP:https://komiyamahiroshi.jimdofree.com/

スマイル党といえば、かの有名なマック赤坂氏の政党。マック赤坂氏が昨年の統一地方選で港区議会議員に当選し、その後継が込山候補です。

 実は、私が一番驚いたのが、この込山候補です。政策をみても、地に足の着いたものが並び、毎日行っているという清掃活動にも頭が下がります。マック赤坂氏の秘書をされていたときは、とても怖いイメージがありましたが、ニコ生ネット演説会では、持ち前のスマイルで和やかな雰囲気の中で、熱心に想いを訴えているのが印象的です。

✔注目ポイント

 前回のマック赤坂氏の得票はなんと5万票を越えています。マック氏の知名度があったからなのか、スマイル党支持者が一定数存在するということなのか、あなどるなかれです。

 

届出番号⑦ 小野たいすけ候補

無所属(日本維新の会推薦)、元熊本県副知事、東京大学

公式HP:https://ono-taisuke.info/

 元熊本県副知事(当時全国最年少)としての行政経験を持ちながら、論戦のない都知事選を憂いて立候補を決めたという異色の候補です。たった一人の決断、政党政治への疑問符、他者批判をしないという記者会見での言葉に、私も心動かされましたが、維新の推薦を受けて以降、その姿勢が薄まってしまったのは残念でなりません。

 政策面では、公式ホームページをみると次の時代を見据えた期待のもてる内容が並んでいるのですが、街頭演説で度々取り上げている「東京から進める地方創生」が都民に受け入れられるのか、悩ましいところです。

✔︎注目ポイント

 本人の意思とは無関係に、東京における維新の勢力拡大状況の試金石とみている政治関係者は多い状況です。一部厳しい情勢調査が出ているところですが、どこまで巻き返せるのか注目したいと思います。

 

届出番号⑧ 竹本秀之候補

無所属、トレーダー、大阪大学

公式HP:https://www.hideyukitakemoto.com/

 正直にいって、情報が少なすぎて、何を書けば良いのか分からない候補ではありますが、ホームページを見ると、消費税廃止、横田基地返還、無電柱化の3点を掲げています。消費税廃止は都の仕事ではないとの指摘もありますが、消費税相当分を都が補填(法人税を充てる)ということで、できないとも言い切れない内容ではあります。

✔︎注目ポイント

 選挙は候補者への投票であると同時に政策(イシュー)への投票でもあります。消費税廃止のワンイシューがどこまで数字になるのか、というところでしょうか。

 

届出番号⑨ 西本誠候補

スーパークレイジー君公認(←政党です)、歌手、飲食店従業員、中学卒

公式HP:なし

 ニコ生で明かしていましたが、かなりヤンチャな過去を持ちながら、前回2016年の選挙で触発されて出馬を決めたとのこと。ペット殺処分ゼロのために、ライセンス制度や罰則強化を掲げていますが、実は小池知事が進めてきた殺処分ゼロの先に必要な制度の提案という意味では評価すべき内容です。

✔︎注目ポイント

 これまで東京都知事選挙といえば、数々のインディーズ候補が出てきましたが、ニュータイプの西本候補がどれだけ得票するのか。なにしろ、300万円の供託金を払って出馬しているので何かしら伝えたいことがあるわけです。情報不足は否めませんが、出会った方から話を聞くと、良い意味で、意外性の高い候補者とのことで、どこまで化けるのか注目です。

 

届出番号10 関口安弘候補

無所属、建物管理業、明治大学中退

公式HP:なし

初めて見ました、この向きで書いてある選挙公報…ちょっと向きを変えてみましょう。

 政策というよりは、現在の国政や都政に対する評価という内容になりますでしょうか。自身も高齢者ながら、若者への予算を増額しようという点には好感が持てます。


届出番号11 押越清悦候補

無所属、NPO代表、石川県・松任農高

公式HP:http://liferelax.blog.fc2.com

NPO法人集団ストーカーテクノロジー犯罪被害者の会の代表として、同じ悩みを抱える方々の代表として、石川県から上京して都知事選に立候補しています。

ご存じない方も多いと思いますが、知事や市長の被選挙権(立候補する権利)について、どこに住んでいるのか(住所要件)は定められていません。※都道府県議会は立候補する都道府県、区市町村議会は立候補する区市町村に3か月以上継続して居住することが必要。

✔︎注目ポイント

 日本の首都である東京都知事の影響力に鑑み、全国から名乗りをあげる人がいるのも一興ですね。

届出番号12~14は一気にご紹介しましょう!


届出番号12 服部修候補

ホリエモン新党公認、ミュージシャン、東京成徳大学
公式HP:なし


届出番号13 立花孝志候補

ホリエモン新党公認(NHKから国民を守る党推薦)、元参議院議員、大阪・信田高校

公式HP:なし


届出番号14 さいとう健一郎候補

ホリエモン新党公認、飲食店経営、奈良産業大学

公式HP:なし

 一人しか受からない都知事選に公認候補が3名という奇策。都知事選への立候補も取りざたされた堀江貴文氏の著書「東京改造計画」に記された緊急提言を掲載し、選挙ポスターも堀江貴文氏の写真を用いる(服部候補、さいとう候補)など、そもそも、この選挙に勝とうとも負けようとも思っていない、評価軸の見えない方々をどう評せばいいのか…

また、立花孝志候補は、NHKから国民をも守る党の党首としても有名ですが、なんと、都内には12名もの区市町村議会議員がいます。これは、東京維新の会15名に次ぐものであり、今の政治不信の受け皿として一定の集票があることがうかがえます。

✔注目ポイント

 もはや選挙制度そのものをぶっ壊しに来ていると思われるなか、どんな奇策が飛び出してくるのか。もし投票日前日に立花氏以外の2名が立候補を取りやめたら、それまでのホリエモン票はどこへ入るのか。別の候補と違った意味で、目の離せない勢力です。。。

 

届出番号15 ごとうてるき候補 

(略称)トランスヒューマニスト党公認、自営業、神奈川県・清水ヶ丘高校

公式HP:https://gototeruki.jimdofree.com

 都内の政治好きの方には、有名なごとうてるき候補。毎回奇抜な衣装のポスターや放送禁止スレスレの政見放送など、都知事選の名物候補にもなりつつあります。一見すると、ふざけているだけにも見えるのですが、ニコ生のネット演説会では、候補者擁立のできなかった政党に対し厳しい喝を入れるなど、政治や選挙に対して、一石を投じたいということは伝わってきます。

 

届出番号16 沢しおん候補

無所属、作家、青山学院大学

公式HP:https://note.com/sionic4029

 都知事選に勝つにはタレントになるか作家になるしかないということで、作家として活動しながら、立候補したそうです。たしかに、過去の知事をみると、そのような側面も否めないのですが、それはあくまで結果論と見るべきかなと…少子化対策、首都直下地震、コロナ対策、就職氷河期世代と、着眼点は納得ですが、具体性と実現性に欠ける内容と言わざるを得ませんね…

 

届出番号17 市川ヒロシ候補

庶民と動物の会公認、イベントプロデューサー、高千穂商科大学

公式HP:なし

 おそらく、ご自身の身の回りにある課題をストレートに表現した選挙広報。特にアニマルポリスの設置を公約にする候補者は少ないので、応援したいという方も現れそうですね。


届出番号18 石井均候補

無所属、フリージャーナリスト、名古屋大学大学院

公式HP:https://hi0815.com

 新型コロナの治療薬と予防薬を発明しました。という、世界中の誰もが待望する一言からはじまる選挙公報。ホームページをみると、特許出願中のようです…前回参議院議員選挙にも無所属で出馬するなど、政党や組織の論理にとらわれない活動を心情としているようです。

 

届出番号19 長澤育弘候補

無所属、薬剤師、帝京大学

公式HP:なし

 東京から医療改革を!とのことで、特に薬局の役割拡大を求めての立候補となります。医療ベンチャーには行政のバックアップが必要との主張はまさにその通りで、私も以前委員会で取り上げたことがあります。昨年から始まったBlock buster TOKYOは、創薬・医療ベンチャーを東京都が支援する仕組みです。また、アフターピルをOTC化(一般の医薬品として入手しやすくする)という点についても、その問題意識には賛同するところです。ちなみに、先日都議会で取り上げたアフターピルの処方ができる医療機関一覧が妊娠相談ほっとラインに掲載されました。まだまだ見にくいですが、少し前進です。

 

届出番号20 牛尾和恵候補

無所属、元会社員、富山大学

公式HP:https://tokyosen-ushi.amebaownd.com

 選挙公報への掲載を希望されなかったらしく、選挙公報がありません。さらにポスターを貼れていない(6/25時点)ので、もはや選ばれようとしているのかどうかも分からない状況におちいっています。本人のHP(ブログ)をみると、問題意識や解決策が投稿されているようですが、ここに辿り着くのは至難の技かと…

 立候補するといっても提出書類にせよ、ポスターや選挙公報の作成にせよ、とても手間がかかります。これまで何度も選挙に携わっていますが、私もミスを繰り返してきました。こんなところにも立候補のハードルがあるのかと改めて考えさせられます。


届出番号21 平塚正幸候補

国民主権党公認、スポーツ指導員、明治大学中退

公式HP:http://twitter.com/sayuflatmound2

 コロナはただの風邪という、これまでの世界各国の対応すら根底から覆す主張をされています。その主張は受け入れがたいものですが、新型コロナの影響を強く受けてきた方々にとっては、対策を根本から見直せという意味での投票があるのか…などと考えてしまいます。一方、ポスターはけっこう貼ってあり、また昨日は新宿駅近くで選挙カーを見ました。意外なんていったらいけませんが、活動には慣れている様子であり、どんなバックボーンがあるのか気になるところです。

 平塚候補は、なんと登録2.5万人越えのYouTubeチャンネルをやっていることが判明しました。これは台風の目になるのか…

https://www.youtube.com/channel/UCbLAlPK5nmnAq8fwnHhMSIg

 

届出番号22 ないとうひさお候補

無所属、元陸上自衛官、専門学校

公式HP:なし    

 過去最高の22名が立候補する都知事選2020の最後の一人がないとうひさお候補。元自衛官ということで、実直な語り口で防災に焦点を当てた政策を打ち出しています。また、オリンピックはIOC・JOCに従うという、ある意味潔い姿勢を示しています。

 これについては、実際に東京都が決定権を有しているわけではなく、他の候補者もIOCに提案するという内容であり、一つの考え方だよなと妙に納得する部分もあります。


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さぁ、とにもかくにも、選挙へ行こう。話はそれからだ。


立候補者一覧はこちらから!
☞ http://2020tochijisen.tokyo/governor/index.html
選挙公報はこちらから!
☞ http://2020tochijisen.tokyo/public/files/senkyokouhou_all.pdf
未来への無料チケットを使おう!(期日前投票所一覧)
☞ http://2020tochijisen.tokyo/vote/index.html
失敗しない選び方はこちらから!
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選挙に行ったことのないあなたはこちらから
☞ https://ameblo.jp/takahiro0938/entry-12608226919.html

 

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