お盆休みも終わり、仕事や家事が再開。
「やる気はあるのに体がついてこない」
「朝から体が重だるい」
そんな感覚を持っている方、多いのではないでしょうか。
これは単なる気のせいではなく、自律神経や体内リズムの乱れが関係しています。
ここでは理学療法士の視点から、休み明けに体のスイッチが入らない理由と、自宅でできる簡単な対策をお伝えします。
休み明けにスイッチが入らない理由
- 体内時計の乱れ
休み中は夜更かしや朝寝坊で「体内時計」がずれやすくなります。本来は朝になると「コルチゾール」というホルモンが分泌されて血圧や心拍が上がり、体が自然に活動モードに入ります。この仕組みは睡眠医学の分野でも知られている働きで、リズムが崩れると「朝なのに体が休みモードのまま」という状態になってしまうのです。
- 呼吸が浅くなる
猫背や骨盤の歪みで胸がつぶれると、呼吸が浅くなりがちです。
酸素がしっかり入ってこないと脳がぼんやりしたり視界がかすんだりします。
呼吸と集中力の関係は、運動やリハビリの現場でもよく確認されています。 - 血流の滞り
休み中に長く同じ姿勢でいたり、ゴロゴロする時間が増えると筋肉が硬くなり、血の巡りが悪くなります。
肩こりや腰の重さ、むくみが強く出やすいのはこのためです。
これは理学療法や運動生理学でも基本的な考え方として扱われています。
自宅でできるリセット法
- 朝日を浴びる
光を浴びると体内時計がリセットされ、気持ちもスッキリしやすくなります。
- 胸を開いて深呼吸
肩を後ろに引いて胸を広げるだけでも、呼吸が深まり交感神経が働きやすくなります。
- 軽く体を動かす
ウォーキングやストレッチで心拍数を少し上げると、体が自然に活動モードへ切り替わります。
まとめ
休み明けに「体がついてこない」「やる気が出ない」と感じるのは、自律神経や体内時計の乱れ、呼吸や血流の問題が背景にあります。
まずは生活リズムを整え、呼吸や軽い運動で体にスイッチを入れてあげましょう。
それでも不調が続くときは、姿勢や骨盤の歪みといった体の土台に原因があることも少なくありません。そうした視点からのケアを知っていただくことが、元気な毎日につながります。
鷺沼、たまプラーザ、あざみ野、溝の口、
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