滋賀県高島市で市政後初の転入超過となっている。

トカイナカの高島市では、地理的要件で岸和田市に勝っているわけではない。

子育て支援策の充実に注力して、市内の保育施設に通う子どもの保育料を完全無償化したほか、中学生までの医療費や学校給食費を無料にするなどしてきた結果だ。

 

私は岸和田市でも

明石市の子育て政策を真似るような

給食費無償化

保育支援(第3子以降の保育料無償化、オムツのサブスク契約導入)

離婚後、子どもの養育費取り立て制度による、シングルマザー支援

子どもの権利条例新設

など、

子どものことを考えた公約を公表しています。

 

岸和田市では、人口がピーク時よりも1万3千人減少し、うち1万人は30代となっています。

 

2010年1月1日現在

年齢 0~9 10~19 20~29 30~39 40~49 50~59 60~69 70~    合計
男 10,144 11,359 11,299 14,468 13,421 11,913 13,747 11,714    98,065
女 9,655 10,651 11,158 15,041 13,678 12,433 14,825 17,723    105,164
計(A) 19,799 22,010 22,457 29,509 27,099 24,346 28,572 29,437  203,229

から、

2022年11月1日現在

男 7,477 9,203 10,733 9,596 12,099 13,877 10,466 17,505      90,956
女 7,071 8,896 9,804 9,295 12,547 14,586 11,246 25,169       98,614
計(D) 14,548 18,099 20,537 18,891 24,646 28,463 21,712 42,674   189,570
 

"2022年(D)-
2020年(C)" △ 1,118 △ 1,306 △ 406 △ 951 △ 3,336 2,188 △ 1,380 1,717 △ 4,592

 

年齢 0~9 10~19 20~29 30~39 40~49 50~59 60~69 70~    合計
2010年 19799 22010 22457 29509 27099 24346 28572 29437   203229
2022年 14548 18099 20537 18891 24646 28463 21712 42674   189570
増減 △5251 △3911 △1920 △10618 △2453 4117 △6860 13237  △13659

 

 

 

岸和田市人口ビジョン
2020年3月改訂版
https://www.city.kishiwada.osaka.jp/uploaded/attachment/85401.pdf
より抜粋
岸和田市の人口ピークは 2002(平成 14)年(20万1500人)
本市の人口は 20 万人を割り込み、減少傾向が続いている。2002(平成 14)年以降は転出数が転入数を上回り続けているのに加え、2010(平成 22)年以降は死亡数が出生数を上回っている。

府内トップクラスの出生率
自然動態を見ると、本市の合計特殊出生率(平成 20~24 年)は府内トップクラスであるが、人口を維持する水準には達していない。一方、平均寿命は府内でも低い水準となっている。

 

死亡の状況
平均寿命を全国、大阪府と比較すると、男女とも低くなっています。
性別年齢別死亡者数割合をみると、全国と比べ、男性の 15~24 歳、50~54 歳と女性の 0
~9 歳の割合が 1.4 倍以上高くなっています。
主要死因別死亡者数をみると、2017(平成 29)年度で悪性新生物が 520 人と最も多く、
次いで心疾患、老衰、肺炎、脳血管疾患の順となっています。悪性新生物、心疾患、肺炎、脳血
管疾患で死亡数の約 6 割を占めています。

 

「通勤通学」「子育て環境」は住まいの決め手
転出者・転入者等へのアンケート結果
・転出者の転出理由は「通勤通学」「子育て環境」「治安」「教育」「住宅条件」の順
・「子育て環境」を挙げた人は、転出者は「医療費助成」が、転入者は「祖父母の支援」
が理由のトップ
・和泉市へ転出した人の多くが「子育て環境」を、貝塚市へ転出した人の多くが「住
宅条件」を転出先の自治体を決めた理由に挙げる

 

転居のきっかけ
転出者は、「結婚のため」の割合が 29.6%と最も高く、次いで「住宅の理由で(広さ、間取り、
家賃、住宅購入など)」の割合が 15.3%、「就職(就学)のため」の割合が 14.5%となっていま
す。
転入者は、「結婚のため」の割合が 27.3%と最も高く、次いで「住宅の理由で(広さ、間取り、
家賃、住宅購入など)」、「両親や子どもの近くに住むため」の割合が 15.9%となっています。
転入者は、「両親や子どもの近くに住むため」の割合が比較的高く、岸和田市とつながりのあ
る人が、転入してきていることがうかがえます。

 

転居の決め手
転出者に対して岸和田市から転出した理由をたずねたところ、最も多かったのが「通勤・通学
のしやすさ(しにくさ)」、以下、「子育て環境」「治安」「教育環境」「住宅条件」の順でした。
さらに、転出先の自治体を選んだ理由をみると、「通勤・通学のしやすさ」「住宅条件」「買い
物など日常生活」をはじめ、ほぼ全ての項目が「岸和田市から転出した理由」よりも「転出先の
自治体を選んだ理由」の割合が高く(若しくは同等と)なっており、より条件のよい自治体を選
択したと考えられるのに対し、「教育環境」はその逆の傾向となっており、岸和田市に対してネ
ガティブなイメージを持つ人が転出したと考えられます。
「子育て環境」を決め手に挙げた人にその理由を更に詳しく聞くと、転出者では「医療費助成」
を理由にした人が最も多く、転入者では「祖父母の支援」に期待している人が最も多い結果とな
りました。

 

家族構成別転出先及び転入元
転出者の傾向をみると、「一人世帯」「夫婦のみ」は大阪市へ、「夫婦と子ども」は和泉市・貝
塚市への転出が多くなっています。
転入者の傾向をみると、「一人世帯」は大阪市・泉大津市から、「夫婦のみ」は大阪市・貝塚市
から、「夫婦と子ども」は堺市・貝塚市からの転入が多くなっています。
以上から、子育て世帯が多数を占めると思われる「夫婦と子ども」については、和泉市に多数
流出していることがうかがえます。

 

転出先都市別転居の決め手
転出先の自治体別に転出した決め手をみると、大阪市や堺市へ転出した方の多くは「通勤・通
学のしやすさ」を、和泉市や熊取町へ転出した方の多くは「子育て環境」を、貝塚市へ転出した
方の多くは「住宅条件」を転居の決め手に挙げています。

 

高島市人口 初の転入超過 2023/02/22 05:00   

https://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20230221-OYTNT50213/

より

 高島市は21日、2022年の市人口が転入が転出を3人上回る「転入超過」となったと発表した。町村合併で現在の市制が始まった05年以降、初の転入超過となった。コロナ禍で都市部からの移住者が増えたことや、子育て支援策の強化が背景にあるとみられる。

 市では22年、1323人が転入し、1320人が転出した。0~19歳の若年層では40人以上の転入超過となっており、子育て世帯が転入する例が目立つという。

 これまで年300人程度の転出超過が続いていたため、市は20年度、転出超過を24年度にゼロにするという目標を掲げ、子育て支援策の充実に注力。市内の保育施設に通う子どもの保育料を完全無償化したほか、中学生までの医療費や学校給食費を無料にするなどしてきた。

 また、都市部から近い「ほどよい田舎」をアピール。近江今津駅からはJR湖西線の新快速で京都駅まで約50分、大阪駅まで約75分と通勤圏内であることを前面に打ち出した。コロナ禍でリモートワークが普及し、「ゆったりとした自然の中で暮らしたい」と、大阪や京都からの移住者が増えたという。

 市は移住者の相談に応じる専任の職員も配置して定着を図っており、担当者は「転入超過が続くよう、魅力ある街づくりを進めたい」と話している。

 

京都新聞記事