学主張1. 
「『府からは要望なし』やって国交省は言うてる」
 
① 大阪府が何もしてないのか?
大阪府都市整備部 > 交通道路室道路整備課
電話:06-6944-9275
森川 回答:
 
泉州山手線
現在、都市計画の見直し中、泉北高速の延伸はナシなので、現計画の65m幅から半分位になる見込み。
 
来年度住民説明会(ここで大体の青写真を提示できる予定)→審議会で審議・承認(ここまでで1~2年程度かかる)
事業評価の見直し費用対効果を確認→事業化(ここまでで3年程度かかる見込み)
土地の取得のため、測量や境界画定に入る。
 
熊取の外環までの10kmを予定。
熊取ー泉佐野間ついては、今のところ計画はなく、大阪岸和田南海線(泉州地域を南北に結び、広域緊急交通路に指定されている府道大阪和泉泉南線のバイパスとして計画された幹線道路。 鶴山台ー信太山駅上がり、府中駅上がりー磯ノ上山直線まで開通中)を利用するかもしれない。
 
街づくりとセットにしたいと思っているので、事業化も優先順位をつけ、順番に進む。
今のところ、貝塚が優先順位が高い。
岸和田は、信貴市長が泉北高速の延伸を主張しているので、府の意向に沿った(理想でなく現実を見据えている要望の方)が優先順位が上がる。
工事が年1kmも進めば早い方なので、測量に入ってから10年程度以上はかかると予想される。

国交省は府から要望ナシとしているが、その準備中で、情報を最も持っているのは府。
各沿線自治体からは、「一日も早く」都市計画見直しに必要な書類を提出願いたい。
 
 
② 岸和田市がどれほど遅れを取っているのか
岸和田市 市街地整備課 広域幹線計画担当 
実森 回答:
そもそも府は2年ほど前までは、計画廃止としてきた。
それを3市1町が要望して、2016年8月、道路整備や予定の10年計画の中の5年経過後の見直しにおいて、残り5年でやると決めたもの。

泉州山手線自体は、1985年の計画。
岸和田市では現在、予算計上して交通量推計などを出しており、事業着工していると言える。

府からの道路計画図はまだ見ていないが、住民説明会前には見られるはず。

貝塚を優先するとの話は、府の森川氏(実森氏とは担当者同士として面識あり)から聞いたことがない。
貝塚が優先するのは千石の杜開発で、そこに通じる道路がなく、その後泉州山手線計画が再度浮上 したので、それを利用するとの話で、その意味では道路計画後に着手した岸和田市に先んじていると言える。

鉄道延伸が道路を妨げてはいない。
泉北1号線は山を切り開いているので、ぜいたくに土地を取っていて、道路幅が65mある。
道路間の高さも異なり、法面も余裕を見て取り、(側道込みで)8車線となっている。
しかし、線路幅は12mであり、高架化で延伸予定場所は、岸和田でも熊取でも市街化区域が含まれていて、そんな道路幅も必要ない。
第2阪和が30mの幅で、あれでもOKとする図面を、現在作成中なので、府の計画幅で可能であり、鉄道をあきらめたわけではない。

鉄道延伸については、道路→町の開発で乗客需要喚起→ 鉄道の順番と考えている。
現在は、3つの谷で分けた地域で、沿道の街づくりや土地利用を協議中。
外環のように道があっても両脇が山では、街づくりとなっていないので。
つまり、道路と平行に府や国交省運輸局に要望はしていて、あきらめたわけではない。

道路については、よそのスタートをするなと言うのではなく、岸和田も同時に早くはじめてくれと考えている。
それは、南北を貫く道路を磯ノ上山直線で受けていて、特に岸和田市内において、阪和道IC、泉州山手線、大阪岸和田南海線で止まっているのと、第2阪和は6車線あるが、高架は4車線で、それが本線と言え、交通量が道路に対して多いこともあり、その緩和の必要性もあるからだ。

鉄道は、市が主体ではなく、南海電鉄の考えも考慮せねばならんが、市としては、
これからも道路の早期開通とともに、鉄道延伸についても提起していくつもりだ。
 
 
たかひらの結論:
府は何もしていないわけではない。
国交省に情報を出しているのは府であり、東京まで行くなら、実施している府に聞き込んだ方が情報が取れる。
 
 
学主張 
2. 松井知事「2020年度より事業化」、今井豊(維新)府議の2016・17年チラシ「延伸に向けて動き出している」について
知事は2019年の統一選挙争点にしようとしており、今井チラシと矛盾する。

府回答:
松井知事 32年度 選挙争点ではなく、測量な ど現場での開始起点。
今井豊 2016・17年チラシでの起点は、現在の都市計画見直しとしている違いがある。
つまり、いずれも視点の違いであり、「間違っている」とは言えない。
 
たかひら結論:
いやらしい政治家的な我田引水チラシを維新が出しているとは言えるが、デマとまでは言えない。
 
 
3. 市議・岸和田市長が泉北高速延伸のような夢物語を今でも言っているので、府にほっとかれている
15年末に神谷(自民)衆議員が、国交省の役人を呼んで説明会をした際、信貴市長は来なかった。
藤原龍男・貝塚市長は出席。

たかひら:
日付が違うのは愛嬌とします。
15年末→8月8日ね。

神谷昇(自民)衆議員ブログ
『泉北高速・泉州山手線の延伸求め、シンポジウム』
より
泉州地域のアクセス強化が求められる中、NPO法人主催の「泉州活性化のための地域交通シンポジウム」が8月8日、岸和田市の職業能力開発大学校で行われました。
関西空港の利用者増を視野にしたシンポジウムだけに市民の関心は高く、会場には約100人の皆様がご参加下さいました。
また、関西テレビが夕方のニュースで取り上げ、放映されました。

泉北高速鉄道(中百舌鳥―和泉中央間14・3キロ)は計画当初、関西空港へのアクセスを予定されていましたが、さまざまな事情から白紙に戻されました。
シンポジウムはNPO法人「紀泉地域21総合整備協議会」(北野勝彦会長)などが呼びかけ、新関西国際空港会社の安部川信専務や国土交通省近畿運輸局、大阪府、岸和田市、貝塚市、泉佐野市の代表や南海電気鉄道、岸和田商議所、いずみの農協代表らのご出席を賜わりました。
私も基調講演では「泉北高速鉄道と泉州山手線が関空まで延伸されれば、泉州地域への企業誘致が格段にしやすくなり、泉州のおいしい野菜、海山の産物を外国人の方々に味わっていただく機会もできる」などと話しました。
(引用ここまで)
 
たかひら:
確かに藤原市長は来てるのが写真で確認できますが、泉佐野の千代松市長も来てたのか?
写真では確認できませんので、「市長で来てないのは信貴だけ」は言い過ぎではないでしょうか?

既に私は泉北高速の延伸について、泉北高速鉄道各駅の平均乗降者数などを示し、
「建設費ゼロであっても運賃収入でやっていけるのか疑問なのです。
さぁ神谷さん、信貴さん、どうやって乗降客数を増やしますか?
具体的プランを提示してください。
深刻な問題の少子化を経済格差で生み出してきたのは、あなた方自民党なので、その尻拭いをどうやってするのか、大変興味深く見させてもらいますわ。
もちろん、自民党を批判し、対抗する施策提案はさせていただきますよ。」
と、
『泉北高速鉄道延伸? 国債の赤字どうやって返すつもり?』
2016年4月22日
で示しています。
 
先ずは自民として、ここに回答願いたいですね。
 

府回答:
府の意向に沿った(理想でなく現実を見据えている要望の方)が優先順位が上がる。

岸和田市回答:
神谷・代議士は、「道と鉄道を同時にやれ」と、和泉中央のトリヴェール開発のイメージで一貫して主張している。
しかし、URも大開発しないようになっている。

市としては、戦略的に、道路→町の開発で乗客需要喚起→鉄道と考えており、府に対しての気遣いもあって、出席しなかったのではないか。

道と異なり、線路は貝塚だけ先行とはならないので、岸和田市ほど先の延伸地域は府に対してナーバスになる必要がない。
 
 
たかひら結論:
千石の杜は、泉州山手線とは関係なく事業が開始されていて、そのための道路が貝塚市は必要で、それが泉州山手線計画再燃に合致したので、乗った。
道路計画再燃より先に始めた事業なんだから、府に説明するのも説得力があり、何も着手されていない岸和田より府も「早くせんといかん」と思うのは当然であり、政治は関係ない。
 
逆に岸和田が貝塚より明らかに早く開通するなら、政治銘柄として、森友学園並みに調べられるののではないか?