動物虐待を確かめに諏訪大社に行ってきました | エスクローおじさんのブログ

動物虐待を確かめに諏訪大社に行ってきました

三重県の多度大社の「上げ馬神事」が、動物虐待だと言う主張によって神事の形を変えて催行されるにまで至ってしまったことは、このブログで何度も書きました。

 

その後、話題になっている『熊神 縄文神話を甦らせる』(川村湊著・河出書房新社刊・2900円+税)を読んだりしたのですが、どうしても人と自然・動物との関り方が歴史的にどのように変化してしまったのかを確認したく、諏訪大社に行ってきました。

 

諏訪大社の重要な神事である「御頭祭(おんとうさい」は、以前は神への捧げものとして毎年75頭分の鹿の頭などを奉納していました。

【守矢神長資料館の展示】

 

こちらも動物虐待との意見が出たのでしょうか?最近は1頭の剥製を献上するようにしているようです。

 

この神事は動物虐待なのでしょうか?

 

『熊神』の中にも書かれていますが、こうした神事が形成されたときの人と自然・動物との関わり方と、現代人の関わり方が変質してしまったために虐待との主張が一見正しいように思えてしまうようになってしまいました。

 

古代人は人も自然・動物も近しい世界に生きていたので共存する術をいろいろ考えた結果が、このような神事になったものと思われます。

 

それに対して現代人は、自然や動物と共存することはありません。

 

せいぜいペットとして犬や猫を「買ってきて」飼う程度で、亡くなればペット専用墓地に埋葬する程度です。

 

生死を掛けて共存することなど想像もできないでしょう。

 

結果として動物を殺したり酷使すると虐待だ!となるのです。(これは動物愛護団体だけでなく、神事を催行する側も、行政も、見物客も、地域住民も同じでしょう)

 

諏訪大社に行くと、こういう環境だから「御頭祭」が始まったのだなと少しは理解できました。

 

虐待と主張する前に、一度参拝されることをお勧めします。

 

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【信州の日本酒】

諏訪から戸隠神社へ回るので宿は松本市に。

松本の名店居酒屋『山里』さんに予約なしで何とか入ることができました。

 

店長お薦め長野県佐久市の古屋酒造さんの『和和和 深山桜 吟醸』を馬刺しとともにいただきました。お通しはそば粉のガレット。

馬刺しは「どさん子」と書いてあったので、長野県産ではないようで・・・