本能寺の変の黒幕は誰か? | エスクローおじさんのブログ

本能寺の変の黒幕は誰か?

先日、愛知県在住の在野の歴史家小林正信さんから、新作『伊賀越え~光秀はなぜ家康を討ち漏らしたのか』(淡交社刊・2500円+税)を」を贈っていただいた話を書きました。

 

小林さんは大学で歴史を専攻したわけではないのですが、九州大学比較社会文化学府に認められて修士課程・博士課程を飛び越して、論文だけで博士号を取得した、まさに在野の歴史家です。

 

小林さんの特徴は膨大な量の文献を調べ上げ、互いの整合性を確認することで、事実を積み上げるという地味な作業です。

 

さっそく一読して「登場人物が多岐にわたるので、浅学な私は再読しないと理解できませんでした。」と感想をお伝えしました。

 

そうしたところ、「そのために巻末に登場人物の簡単なプロフィールを付けておきました。要旨は秀吉と細川藤孝が、この乱を事前に知っていたという事実です。そうなると従来考えられていた歴史を変える必要があるということです。」と返事が来ました。

 

確かに!先にプロフィールを読むべきでした。

 

この本は、タイトルからすると単なる歴史小説のように見えますが、実際は壮大な国家体制の見直しの本です。

 

従来、織田~豊臣~徳川体制は、愛知の三英傑などと言って一連の流れを引き継いでいるように考えられていますが、この本を読むとそうではない、別の体制が入り込んでいたことがわかります。

 

詳しくはお読みいただくとして、なかなか刺激的な本です。再読します。

 

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【昨夜の日本酒】

岐阜県八百津町の山田商店さんの『玉柏 純米吟醸 アウタス』

 

500mlで四合瓶なみのお値段。

 

最初に発売されたときは感動しましたが、今年の第一声は「苦い!」。1日寝かせていただいたら、多少はまろやかになりました。