人間の底力を目一杯感じた! | エスクローおじさんのブログ

人間の底力を目一杯感じた!

『能の旅人』主催の第18回公演に行ってきました。

 

通常は名古屋能楽堂で開催しているのですが、現在改修工事中で長期間閉館になっているため栄能楽堂での開催。

 

栄能楽堂は、ある実業家が趣味が高じて自分のビルの中に能楽堂を造ったという会場で、定員75名の小ぶりな会場です。(名古屋能楽堂は630名)

 

私の席はチケット販売順で、何と中正面の1列目!目付柱の前ですが、視界を遮るからか高さ50㎝ほどでカットされています。

 

【席から見た舞台・手前がカットされた目付柱】

 

小ぶりな会場ですから、演者の方まで2mもない至近距離。

 

演者の息使いから表情(面の)までひしひしと伝わってきます。また能楽師の腹の底から出る声をシャワーのように浴びる。

 

人間ってこんなに伝わる声を出せるのですね。現代人の声は籠ってしまって前に出る人が少ないので、久しぶりに爽快な声を味わいました。

 

これは名古屋能楽堂では味わえませんね。ライブハウス感覚というのでしょう。

 

名古屋能楽堂がクローズで能に飢えていたのもあって、大変素晴らしい能を堪能しました。

 

ちなみに演目は『花月』シテ:観世喜正、ワキ:橋本宰、アイ:鹿島俊裕でした。

 

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【昨夜の日本酒】

新潟県佐渡市の天領盃酒造さんの『雅楽代(うたしろ)月華』

あまりに美味しいので、かつおのたたきや氷下魚の塩焼きで、四合瓶一本空けました。