鳥取市で日本人のルーツを探る | エスクローおじさんのブログ

鳥取市で日本人のルーツを探る

今年3月24日にオープンした鳥取市の『青谷かみじち史跡公園』にようやく行ってきました。

 

ここは弥生時代の遺跡で少なくとも109体以上の人骨合計6000パーツ以上が発掘され、中には脳みそが良好に保存されたものがあることで話題になった遺跡です。

 

また矢じりが貫通したり切り付けられた骨も見つかっていることから、”倭国大乱”の裏付けになるのではないかと言われています。

 

一般の方には『弥生人そっくりさん大会』で知られています。

 

これだけ多くの人骨が見つかるとDNA鑑定がしやすく、日本人のルーツが見つかるのではないかと期待されています。

 

鑑定の成果はすでに出ており、この遺跡の人達は縄文人と中国などの大陸、朝鮮半島、南方系など各地からの渡来系の人達の交配によって成り立っていることがわかりました。

 

この結果は現代人にも見られので、日本人の成り立ちを裏付ける証拠になるようです。

 

またこの遺跡の人達は親族関係が薄いので、あちらこちらからの渡来人で活気を帯びた国際港湾都市だったこともわかっています。

 

いまだに日本人は単一民族という根拠のない神話を信じている人がいますが、この遺跡だけを見ても日本人はグローバルだったとわかります。

 

外国人の移民を認めないとは、日本の歴史に反する行為と言うことになります。

 

この公園は「ガイダンス棟」「重要文化財棟」と弥生時代の田園を復元した公園からなっていますが、正直公園部分は田んぼやせせらぎ、雑草地で構成されているので、知らないで行くと単なる野原。

 

でも鳥やカエルや虫の声が響き、弥生時代ののどかな風景に癒されます。実際の生活は大変だっと思うけど。

 

名古屋から来たと言ったら、学芸員さんが熱烈歓迎してくれました。地味な施設ですが、長く続くことを祈念します。

 

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【昨夜の日本酒】

鳥取市の『和みどころ八洲』で、島根県出雲市の旭酒造さんの珍しい『十字旭日  

麹39 火入原酒』をいただきました。季節の猛者エビ塩焼きと白イカのお造りにピッタリ。