葬儀屋が終活セミナーをする理由に納得
葬儀社の社員が講師を務める終活セミナーに行った話の続き。
今朝もそうでしたが、ほぼ毎日、新聞折り込みで葬儀社のチラシが入ってきます。
ここから25年間ほど年間160万人超が亡くなる”多死時代”が続くことが確定しているので、葬儀社としては”稼ぎどき”で力が入るのも無理はありません。
しかし一方で葬儀の簡素化や競合激化が課題となっており、思ったほど収益が上がっていないのも事実です。
そのため葬儀社は、早い段階で将来の顧客(相続人)を囲い込んでおくのが得策と考えるのは当然のことでしょう。
セミナーのトークは、その時(亡くなったとき)になって冷静に葬儀社を選択することはほぼ難しい。通常は病院が紹介する会ったこともない葬儀社が担当することになり、合い見積もりを取る暇もなく、訳の分からないうちに葬儀が催行され請求書が来る。
これでは予算オーバーになりがちだし、故人が望んだ葬儀ができない。
これを避けるために、元気なうちから相談できる葬儀社を探しておき、いざというときに事情をわかった担当者に担当してもらうことが良いでしょう。
そういうトークになります。これはある意味正解だと思います。
私の回りの葬儀でも「信じてもいない宗派の会ったこともない坊さんが来て読経していった。」とか「棺桶も特・上・中・下とあったので、つい上を選んでしまった。」などという不満を聞くことが多いのです。
一度しかない葬儀でこうした不満が出ないようにするためには、事前に葬儀社の会員になって普段から情報収集しておくことは良いと思います。
これは終活の1つですね。
昔なら自分の家の菩提寺が決まっており、お坊さんも子供のころから知っている人で、近所の人が総出で手伝ってくれたので、葬儀の進め方で悩むことはなかったと思いますが、今はそういう訳にはいきません。
これも現代社会の欠点と言えるかも。
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【昨夜の日本酒】
昨夜はレモンサワーのみでした。