住民目線で頑張っている市役所
この半年ほど縁あって岐阜県関市役所さんと空き家対策事業を展開してきました。
空き家は単身高齢者が施設に入所したり、相続となったことで発生する可能性が高いことがわかっています。
ならばその前のタイミングで空き家化防止ができないか?というのが今回取り組んだ事業です。
高齢者が施設に入所するという情報は役所の福祉課や地域包括支援センターなどが把握し、相続が発生したという情報は死亡届の受付窓口である市民課などが把握。未登記建物の納税者変更届や相続人代表者変更届などは税務課が受けます。
そして空き家対策は都市計画課や建築課、まちづくり推進課などが担当しているのが一般的でしょう。
これらの課の窓口で空き家化防止の啓発ができれば効果的だと考えます。
しかしそこは行政組織。縦割り行政の弊害で課をまたいだ連携は難しいのが普通です。
「何で都市計画課の仕事を福祉課がやるんだ!」ということになります。
しかし今回関市さんは、その壁を取り払っていただき各課が連携して空き家防止のアナウンスをしていただけるようになりました。素晴らしい。
関市さんは、市民が亡くなった時の手続きに来庁すると『おくやみコーナー』なるものを設けて、いちいち課を回らなくても各課の担当者がコーナーに集まって来てくれるので、ワンストップで対応できるようにしています。
これは職員からの改善提案で設けられたコーナーだそうです。住民目線であるからこそできることですね。
全国の自治体さんの中には、こうした素晴らしい自治体も多いと思います。
来年度も是非連携して空き家対策ができればと考えています。ありがとう!関市!
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【昨夜の日本酒】
岐阜県瑞浪市の中島酒造さんの『小左衛門 パイルドライバー 無濾過生原酒』
ラベルに釣られて飲んでみましたが、あまっ!
甘めが好きな私でもごめんなさいでした。