東日本のサケ文化、西日本のサバ文化
よく「東日本はサケ文化で西日本はサバ文化」と言われますが、その境目はどのあたりにあるのでしょうか?
お正月に荒巻サケを贈るのは東日本で、サバを名物にしているのは能登半島から関西地方ですから、ある程度納得できます。
しかし境目となると、今やサケは北海道産でサバはノルウェー産しか見たことがないとなりよくわかりません。
先日安曇野市に出張した際に豊科郷土博物館を訪問したのですが、そこにあった郷土史の本には「昔は安曇野でも犀川をサケが遡上してよく獲れた」と書かれていました。
うっ?温暖化の影響で犀川では獲れなくなって、北海道まで北上したのか?
ということで日本海側でサケに関する地名はないかと探してみたら、山形県最上郡に鮭川村という村がありましたが、村のホームページを見る限り清流鮭川でサケが獲れたという証拠は見当たりません。
そんなことを考えていたら、昨日の日経新聞日曜版の『THE STYLE』で「魚と生きる未来」という特集を組んでおり、新潟県村上市では江戸時代から三面川を中心にサケ文化が継承されているが、最近は不漁で文化が廃れそうだと書いてありました。
となるとサケ文化の最西端は新潟から信州辺りまでで、富山から西がサバ文化圏と言えるのでしょうか?
境目が移動しているのはやはり温暖化の影響でしょうか?それとも乱獲か?
いずれにしても人の手によるものではないか?引き続き調べてみたいと思います。何か情報をお持ちでしたらご教示いただけますか。
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