自民党の派閥は政策集団になって解消されるのか?
あるマスコミ関係者と話していたところ、彼は「自民党の派閥は絶対になくならない。再び名称を変えて生まれ変わる。だってリクルート事件の時だってそうだった。」と言っていました。
確かにリクルート事件の時も、派閥を解消して出直すと宣言したにもかかわらず、その後はしばらく「旧〇〇派」と呼ばれ、知らないうちに今の「〇〇派」に戻っていました。
なぜ派閥はなくならないのか?
それは議院内閣制で政権を握った政党から総理大臣を排出するため、自分の親分を何とか総理に!となるからです。
親分が総理になれば、当選回数順に能力の有無にかかわらず大臣・副大臣にしてもらえるわけで、自分の専門性を研鑽する前に派閥で親分に貢献する方が自分の利益になるからです。
これは野党が政権を獲っても同じでしょう。民主党政権で総理大臣がしょっちゅう交替していたことを思い出せばわかることです。形を変えた派閥争いでした。
親分子分の談合ではなく、国民が首長を選べるようにすること。まずはこれが派閥解消の第一歩です。
そのためには首長=大統領を直接選挙で選出し、大臣も議員内閣ではなく、大統領が有能な人を民間・官僚・学者(もちろん議員も可)の中から指名する。(だからと言って有能な人が大統領になるとは限らないけどね)
そうすれば官僚が書いたカンペがなければ、国会質問に答えられないような素人大臣は減ると思います。
とにかく親分子分の関係で動く派閥や議院内閣制をやめない限り、この種の騒動はまた続くでしょう。そして意外にこの制度が好きな国民が多いのも事実です。知事選挙や市長選挙などを見ていればわかります。
間もなく戦後80年になろうとしているのに、日本って村社会だよなぁ~
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【昨夜の日本酒】
群馬県前橋市の町田酒造さんの『町田酒造55 特別純米 五百万石 にごり』
柿の葉すしとともにいただきました。