高騰する地価も今年がピークだと言える根拠?
地価高騰が続いていますが、過去地価が上昇し続けたことはありません。必ずどこかでピークアウトしています。
このブログでも何度か取り上げましたが、ロシア人の経済学者クズネッツが唱えた理論に「クズネッツサイクル」があります。
クズネッツ博士は現在のGDP、当時のGNPの概念を提唱した人として知られています。ちなみにクズネッツ博士は、その後「GNPという概念が、経済の基本と思われるようになったのは不本意だ。」と発表しています。
クズネッツサイクルとは「先進国の不動産価格の循環には一定の法則がある」というもので、私が計算したところ日本では17年周期になります。
つまり「地価のピークは17年毎にやってくる」ということです。ピークだった年を検証してみましょう。
1956年 その後日本は「なべ底景気」に突入。デフレに襲われました。
1973年 翌年第一次オイルショック。ご承知の通りの大混乱。
1990年 「不動産融資の総量規制」によってバブル経済崩壊。その後の低迷は「失われた30年」と言われています。
2007年 ファンドバブル崩壊。フランスの「BNPパリバショック」に端を発し、アメリカのファニーメイやフレディマックの経営破綻。その後リーマンショック。
見事に17年周期になっています。
となると次のピークは今年2024年。
FPのくせに占い師みたいなことを言っているんじゃないよ!と言われますが、いかがでしょうか?
長く生きていると、これら全部を経験できました。ありがたいことです。
当たるも八卦当たらぬも八卦。
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【昨夜の日本酒】
奈良県御所市の千代酒造さんの『篠峯 どぶろく 生穴開き栓タイプ』で、こってりクジラの刺身を食べました。クジラがこんなに美味しいとは・・・改めて認識。