日本はいつまで外国人を奴隷として使うのか? | エスクローおじさんのブログ

日本はいつまで外国人を奴隷として使うのか?

政府の有識者会議は、昨日1993年から外国人技能実習生制度の評判が悪いので、30年続いてきた技能実習を廃止して「育成就労制度」を創設しましょうという報告書をまとめたとのこと。

 

何が変わるのか?まずは名称が変わりますね!!

 

「1年以上勤務すれば、同じ分野への転職が認められる」この点が一番の変更点です。

 

現在外国人技能実習生は「日本の技能を習得して母国で役立ててもらうための研修生」という位置づけになっているので、家族同伴は認められないし、異なる分野への転職も原則認められません。

 

しかし実態は、日本人が就きたくない3K、5Kの仕事で労働力不足を補うための低賃金のバイト的に使われています。

 

そのため日本で技能を習得しようとした夢破れ、転職も転居も叶わなくなって失踪する実習生が令和4年だけでも9006人という事態となっています。

 

これはもう奴隷制度と言ってよいでしょうし、世界ではそう評価されています。

 

またこの実態をSNSで母国の知人に知らせるので、新たに日本に来たいという外国人が減っています。

 

私はインドネシア人介護技能実習生に、ボランティアであるバディさん(仲間・相棒)を付帯して、空き家に集住してもらい地域社会に根付いてもらって安心して生活できるような環境づくりをしてきましたが、このような取り組みは例外のようです。

 

日本国憲法では職業選択の自由が謳われていますが、彼らにそれは当てはまらないという解釈です。

 

これだけグローバルな社会になってしまっているのに、いつまで奴隷として外国人をこき使うのでしょうか?日本は過去にも外国人を強制的に労働に従事させたことがありましたが、その反省はまったく生かされていません。

 

良き隣人、良き理解者として付き合うことなしにグローバル社会は成立しません。

 

※住宅・不動産に関するブログは住宅相談センター公式ブログ

 

【昨夜の日本酒】

しばらく焼酎(ポン酢サワー)に走っていたので、長野県出張で買って飲み切っていなかった『今錦』を空けました。同じ写真をアップします。

開栓後経過したのも味ヘンで美味しい。