投資立国・FPは金銭教育で何を教えるのか
これから日本は投資立国を目指すのだそうです。
「投資」というと、日本では博打とか賭けのイメージがあるので「運用」と言うようにするのだそうです。
そんな用語の定義を含めて、運用を普及するにはまず金銭教育が必要だそうで、その担い手としてFPが期待されているとのこと。
ではFPは金銭教育で何を教えるのでしょうか?「単利と複利」「長期分散投資」「PERとかROEとか」「年金制度」・・・
私もFPの模擬金銭教育の講座を聴いたことがありますが、その中で必ずFPが言うことがあります。
「今からお金の話をしますが、お金だけが大切なのではありません。人生にはもっと大切なことがあります。しかし今回は金銭教育ですからお金に関する話をします。」
私はFPにとって一番重要なのはFinancial Philosophy(経済的哲学)だと考えています。
お金とは何か?それをどう使うのか?お金にどう向き合うのか?その基本なくしてFP(ファイナンシャルプラン)は語れないと考えます。
こんな話があります。
南の島に大陸から宣教師がやってきました。ピーチでゴロゴロしている島民を見て宣教師が言いました。
宣教師「毎日ゴロゴロしていないで、少しは働いたらどうだ。」
島民 「働くと何か良いことがあるのかね?」
宣教師「お金を稼げるじゃないか。」
島民 「お金を稼ぐと何か良いことがあるのかね?」
宣教師「金持ちになれば、リゾート地でゆっくりくつろぐことができる。」
日本人は金銭教育をされて来なかったと言われますが、金銭教育がなぜ必要なかったのか?それには歴史的に見て理由があります。
その理由を考慮しないで、金銭教育をされて来なかった日本人は不幸であったと評価するのはいけません。
FPが宣教師のようなことを教えないように祈っています。
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【昨夜の日本酒】
昨夜は勉強会後の懇親会で、てんぷらと刺身がおいしい居酒屋を飲み放題付で設定していただいたので、日本酒は飲まず、ビールと濃い目のサワーで終わり。