理想的な中古住宅の売買契約 | エスクローおじさんのブログ

理想的な中古住宅の売買契約

昨日は工務店・建築士・ハウスメーカー・不動産会社の方々に集まっていただき勉強会を開催しました。お忙しい中、弊社のような小さな会社が主催する勉強会に出席いただき、ただただ感謝です。


その後の懇親会で地元仲介会社の方から「先日は理想的な中古住宅の取引が出来ました。ありがとうございました。」と言われました。


その経緯は・・・


大手仲介会社が売り主側の中古住宅に、彼が買主を付けたところ、売り主側から「インスペクションレポート=建物状況報告書」が出てきた。


まずこれに驚いた。


その報告書の中に「シロアリ被害あり」と書かれていたので、買主は購入に後ろ向きになってしまった。


そこで彼が私に連絡してきて「信頼できるシロアリ調査会社を紹介してほしい。」というので紹介したところ、その調査会社の対応が優れて良かった。


調査費用も格安で駆除費用も納得できるものであった。正直数十万円程度かかるのではないかと思っていた。


買主は「仲介会社が紹介するシロアリ調査会社で信用できるのか?」と言ったが、「私が信用しているインスペクション会社(弊社のことですが)が推奨してくれた調査会社なので間違いありません。何かあったら私が全責任を負います。」と断言したところ納得してくれた。


結果としてシロアリ駆除費用分だけ少々値引きして契約が成立した。


売主、買主、仲介業者誰もが納得する条件で契約できて大変ハッピーでした。こういう取引が理想の中古住宅売買ですね。


すべての中古住宅売買契約が、このように成立できたら良いですね。