今月が住宅ローン金利の底か?
どうも金融市場の動きが怪しい。
日銀の黒田総裁が、来月20日・21日開催の金融政策決定会議で「検証をおこなう必要がある。」とコメントしたので、すわっ国債の買い入れを中止するのかなどと市場が疑心暗鬼になっています。
その結果、10年物の日本国債の利回りが急上昇しました。
このままで行くと来月のフラット35に代表される長期固定金利型や10年以上の当初固定金利選択型の住宅ローンの金利が大きく上がる可能性があります。
ひょっとすると住宅ローンの史上最低金利は今月だったということになるかもしれません。(変動金利型には当面影響なし)
マイナス金利などという世界に踏み込めば、これを転換・中止するには相当な痛みを覚悟しなくてはいけません。
そもそも前任の早川総裁が「お金をいくら投入しても、砂漠に水をまくように消えて行ってしまう。」と言っているにもかかわらず、大幅な金融緩和に踏み込んだことから問題は始まっているのです。
それを掲げたアベノミクスとは「マネーサプライを2倍にすることで2年以内に、物価上昇率2%を達成するトリプル2」だったはずです。私が言っているのではありません。新聞にそう書いてあった。
すでに3年以上経過しているのに、これが達成されていないのですからアベノミクスは失敗したことは明らかにもかかわらず、選挙戦でも「失敗していない。」と意味不明なことを言っているのです。
近い将来長期金利の暴騰が考えられます。今から住宅ローンを借りる人は、長期固定金利型1%程度で35年間確定させておく方ことをお勧めします。
金利にいつも注目しているという人は、変動金利型でも良いとは思いますが。