第45回衆議院選挙についてコメントせいということですので・・・
なかなか選挙に行かないお前の、今回の衆議院選挙についてのコメントを出しなさいというご意見をいただきましたので書いてみます。
今回の選挙の争点は「政権担当能力」でも「政権交代」でも「郵政民営化の総括」でもありません。「富の分配を、どの経路で配分するか」に尽きます。
そもそも政治とは、富をどのようにして、誰に、どの位配分するかの権力闘争ですので、当たり前と言えば当たり前の話ですが、今回は相当明確に争点として打ち出されています。
自民党。富は、今までどおり特殊法人や業界団体・企業を経由して、最終的に有権者に配分し、不足財源は国債を発行して賄います。国債=借金は経済成長することで返済すればよいです。それでも賄えそうにないので、消費税も上げる予定です。
民主党。富はなるべく直接有権者個人に配分します。(農家の戸別所得保証・子育て支援金・高速道路無料化など)財源は、業界団体や特殊法人がピンハネしていた分(ムダ)を回せば問題ありません。従って、当面消費税も上げる必要はありません。
どちらも富の分配が国民の幸せになるという点では共通していますし、小選挙区になってから有権者が富を直接求める要求をする傾向が明確になってきたので、議員もそれに応えなければいけなくなりました。
どのマニフェストも日本の将来像が出されていないと批判されていますが、今や議員は村会議員レベルのドブ板仕事をせざるを得ませんから、政策が小粒で利益誘導型になるのも仕方がありません。
各政党のマニフェストを読みましたが、私の考えに一番近かったのは新党日本の政策でした。
私が主張してきた「ベーシックインカムの実現」と「国際救助隊創設による国際貢献」が打ち出されているからです。
それでも、私の選挙区には新党日本の候補者はいないし、比例区の候補者は訳わからない人だし・・・また投票に行かなくて済むかなぁ・・・