ファイナンシァルプランナーとして開業したい人へ
FPとして開業したい人が、たくさん訪ねてこられますので、昨日に続いてアドバイスを。きょうのアドバイスは業としてのFPの在るべき姿についてです。
昨年、ある広告代理店が愛知県内でおこなったFPに関するアンケート調査では、FPは大変評判が悪かったのです。
1.相談しようにも、どこにいるかわからない。
2.特定の商品を売りつけられそう。
3.料金が高そう。またはわからない。
ようやく4番目に、中立的にアドバイスしてくれそう。というプラスイメージが。
5.そもそも問題を解決する能力がない。
こういう悪いイメージを克服して成功するには、相当の努力が必要でしょう。そこで・・・
1.FPは本来業務として、お客様の人生上の目的を達成するためのファイナンシャルプランをちゃんとすること。
2.そのためにFPが扱う6分野の知識(税務・年金・保険・不動産・相続・金融資産運用)を、完備すること。自分ひとりで無理な場合は、専門家とチームを組むこと。
3.そのチームを組んだときも、何かあったときの責任の所在や提供するサービスの品質の保証が完全にできる体制であること。(単なる連携や提携、丸投げではだめ)
4.特定商品を売ることを「前提とした」プランニングをしないこと。特に保険や不動産など。
5.FPと言えども営業活動をしっかりやって、顧客サービスの向上に努めること。
この5点をアドバイスしています。人にアドバイスしておいて、自分もなかなか徹底できないんですよね。反省。