景気判断と新型インフルエンザ | エスクローおじさんのブログ

景気判断と新型インフルエンザ

最近新型インフルエンザ報道は、一時のような過剰露出はありませんが、実際の感染者数は今月に入って急上昇だそうです。


私の所属しているある団体などは、先月までイベント・集会は基本的に自粛としていましたが、今月から一部緩和にしました。逆でしょう。


報道などの露出が多くなると感覚が麻痺してきます。報道がマンネリ化してくると、ことの規模を無視して露出が少なくなります。こういう情報操作にはよくよく注意しておかなければなりません。


景気が底打ちしたとの発表もありましたが、どん底に落ちた経済が回復しつつあると、何かとても良くなったような気がするのも、同様のことです。


今後、経済成長2%というようなことは起こりそうもありませんが、(対前年ではなく、景気落ち込み以前の2%という意味で)底から回復に向うと2%成長しているような錯覚に陥ります。


日本の経済は長期的には高コスト体質を是正しつつ(長期デフレ)、効率のよい投資先を求めてマナーが流れ込む(多発性ミニバブル)時代になると思います。


巡航速度で経済成長2%以上となることはないでしょうから、報道や雰囲気に流されず、きちんと分析をしておくことが必要になります。