愛知県の住宅着工件数が低迷。貸家は48.9%減
昨日発表された新築住宅着工件数は、全国で対前年同期(1~5月)でマイナス25.8%となり6ヶ月連続のマイナス。
愛知県は持ち家マイナス21.4%、貸家マイナス48.9%、分譲マイナス24.7%(内マンションはマイナス24.3%)
景気対策上は芳しくないと思われるでしょうが、アパート経営上は極めて望ましいことです。
そもそも例えば名古屋市内に限ってみても、ここ数年間毎年3200戸ずつ必要以上の貸家を建ててきたわけで、供給過剰であったのですから。
すでにアパートを所有されているオーナー様にしてみれば、供給調整と考えられますので、この春先の壊滅的賃貸市場の解消に、少しは役に立つのではないでしょうか。
従来の日本では新築優先でしたので、うっかりアパートを建ててしまったオーナー様は、後から新築される新しいアパートに劣ることになり、賃料を下げざるを得ませんでした。
ここで供給調整されることは収益上も好影響となりますので、徹底的に調整されることを望みます。
数字的には、現状程度の着工件数が普通の件数と考えれば良いのではないでしょうか。建築業者さんは、この規模でも存続できるように経営努力するべきでしょう。