住宅政策の大きな流れと住宅ローンの話をしてきました | エスクローおじさんのブログ

住宅政策の大きな流れと住宅ローンの話をしてきました

ちょっと書き込みができないくらい忙しかったぁ。(という言い訳)


ある大手都市銀行の東京地区の住宅ローン担当者の研修を仰せつかってやってきました。住宅ローンの専門家に住宅ローンの話をするというのはいかがなものかと心配しておりましたが、FP・住宅ローンアドバイザーの視点から見た住宅ローンという話をしたところ、意外にもご存じない情報があったらしく、そこそこ受け入れていただいたようです。


確かに大手銀行となると商品知識や営業手法・コンプラの研修はあるでしょうが、住宅ローン市場の変化や金融情勢という大きな流れは、自分で研鑽しなさいということで、意外にご存じないのかもしれません。


今、日本の住政策は180度転換し、建てては壊し壊しては建てるといった従来型の政策を止め、建てた住宅を永く孫子の代まで利用するという方向へ行っています。


その中で住宅ローンは、どうあるべきか?住宅の品質と性能を中心とした融資に変化せざるを得ないと思います。


「3000万円の住宅は、すべて2400万円を上限に融資する。」というのではなく「こういう品質だったら3000万円満額出しますが、こういう品質なら2000万円しか出しません。」ということになります。


これが徹底してくることで、銀行としては安定した回収が見込めるわけで、施主も嬉しいし金融機関も嬉しいというウィンウィンの関係になれます。


是非この流れを加速して豊かな住生活を送ることができるような世界にしたいものです。


来週は大阪支店さんでお世話になります。よろしくお願いします。