宮台真司とマスコミと国会議員の差(2)
前回の記事で、我々は忙しい故に漠然と定義していることは、そのままであり、
マスメディアがそれを再定義するような番組構成にしない限り世論はくだらないままだと述べました。
この視点からマスメディアの重要性は大きいです。
では重要性の大きいメディアという媒体が、いかに、どのようにオタクに対して報道をしているのか、
ちょっと調べてみました。
--注意事項---------------------------------------------------------------------------
テレビで放送されたであろう動画のみが対象。年数、日時は不明
過去に放送されていた事実があろうとも、動画が存在しないものは却下。
ニコニコ動画のアカウントが必須です
削除されて見られない場合は連絡を下さい。こちらで再UPします。
-------------------------------------------------------------------------------------
■
ニコニコ動画(RC2)‐「情報ライブEZ!TV」アキバ特集 1/2
1.http://www.nicovideo.jp/watch/sm918332
ニコニコ動画(RC2)‐「情報ライブEZ!TV」アキバ特集 2/2
2.http://www.nicovideo.jp/watch/sm918452
ニコニコ動画(RC2)‐スパモ二、中国の萌え、オタク事情 1/2
3.http://www.nicovideo.jp/watch/sm969093
ニコニコ動画(RC2)‐スパモ二、中国の萌え、オタク事情 1/2
4.http://www.nicovideo.jp/watch/sm969756
ニコニコ動画(RC2)‐加藤夏希は最強のオタクアイドルだよ。中川翔子(しょこたん)は糞。
5.http://www.nicovideo.jp/watch/sm1288324
ニコニコ動画(RC2)‐Japanorama -ジャパノラマ- Epsode 2 「オタク」 Part1
6.http://www.nicovideo.jp/watch/sm1171412
ニコニコ動画(RC2)‐Japanorama -ジャパノラマ- Epsode 2 「オタク」 Part2
7.http://www.nicovideo.jp/watch/sm1171627
ニコニコ動画(RC2)‐チャンネル北野 EX マニアックタイム 外人オタク特集 1/3
8.http://www.nicovideo.jp/watch/sm1092350
ニコニコ動画(RC2)‐チャンネル北野 EX マニアックタイム 外人オタク特集 2/3
9.http://www.nicovideo.jp/watch/sm1096174
ニコニコ動画(RC2)‐チャンネル北野 EX マニアックタイム 外人オタク特集 3/3
10.http://www.nicovideo.jp/watch/sm1096865
ニコニコ動画(RC2)‐”萌える”オタク商戦
11.http://www.nicovideo.jp/watch/sm1030532
ニコニコ動画(RC2)‐※これはオタクの座談会です
2005.11.11OA 萌えとはなんたるか マスコミが萌えを取り上げ始めた頃のニュースです
12.http://www.nicovideo.jp/watch/sm759872
ニコニコ動画(RC2)‐大阪日本橋がオタク街に変化
13.http://www.nicovideo.jp/watch/sm333312
日本橋がオタクの町に!?
14.http://www.nicovideo.jp/watch/sm224301
ニコニコ動画(RC2)‐[中川翔子] オタクの真相! [しょこたん]
15.http://www.nicovideo.jp/watch/sm287292
ニコニコ動画(RC2)‐オタク趣味のOLたち 1/2
16.http://www.nicovideo.jp/watch/sm332515
ニコニコ動画(RC2)‐オタク趣味のOLたち 2/2
17.http://www.nicovideo.jp/watch/sm332549
ニコニコ動画(RC2)‐ロシア美少女オタク 秋葉いつきたん 訪日記 PART1
18.http://www.nicovideo.jp/watch/sm1193494
ニコニコ動画(RC2)‐ロシア美少女オタク 秋葉いつきたん 訪日記 PART2
19.http://www.nicovideo.jp/watch/sm1193736
ニコニコ動画(RC2)‐ロシア美少女オタク 秋葉いつきたん 訪日記 PART3
20.http://www.nicovideo.jp/watch/sm1194037
ニコニコ動画(RC2)‐2006年夏 コミケ開催ニュース
元ソースのタイムスタンプは2006/08/11なので「1日目」です。
21.http://www.nicovideo.jp/watch/sm434167
ニコニコ動画(RC2)‐JAPAN EXPO 2007 「なぜ?フランスでオタクがブーム!」
22.http://www.nicovideo.jp/watch/sm704599
ニコニコ動画(RC2)‐TBSとオーガスト
23.http://www.nicovideo.jp/watch/sm224231
ニコニコ動画(RC2)‐エロゲが完全規制されそうな件
24.http://www.nicovideo.jp/watch/sm745397
ニコニコ動画(RC2)‐オタクの元祖宅八郎VS桜金造
25.http://www.nicovideo.jp/watch/sm16634
ニコニコ動画(RC2)‐おたくの肖像 ハロルド潮田
26.http://www.nicovideo.jp/watch/sm66162
ニコニコ動画(RC2)‐スタ☆メン 『中国でも「萌え~」!?オタク女子高生密着』
27.http://www.nicovideo.jp/watch/sm1371446
ニコニコ動画(RC2)‐走れ!三面刑事 オタク革命”ハルヒダンス”
28.http://www.nicovideo.jp/watch/sm1286426
ニコニコ動画(RC2)‐フランス人のオタク
29.http://www.nicovideo.jp/watch/sm121936
ニコニコ動画(RC2)‐秋葉原アイドル & メイドオタク
30.http://www.nicovideo.jp/watch/sm207232
ニコニコ動画(RC2)‐秋葉原アニメオタク
31.http://www.nicovideo.jp/watch/sm207178
ニコニコ動画(RC2)‐腐女子ノ先ニアルモノ 1_2
32.http://www.nicovideo.jp/watch/sm1610986
ニコニコ動画(RC2)‐腐女子ノ先ニアルモノ 2_2
33.http://www.nicovideo.jp/watch/sm1610749
■検証番組
ニコニコ動画(RC2)‐少年犯罪とゲーム規制
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1328348
ニコニコでのみ調べるだけ調べただけですので、youtubeなどに行けばまだまだあるかと思います。
正確な数字で、オタクについて取り上げたのは24番組。
内オタクと犯罪検証番組は1番組だけです。
(※ひぐらし騒動やフィギア萌え族、TVチャンピオンなどの有名すぎるのは載せておりません)
この番組全てを観ましたところ、共通する部分があります。
まず前提としてオタク=アニメ・漫画・ゲームという認識。たまにAKB48や地下アイドルなど。
そこから派生してのドキュメンタリー的な番組です。
基本的にはやはりサブカルチャーの名が示すとおり文化の「サブ」ですので、
知らない世界の一端を覗くという感覚で取り上げられており、
代表格である「アキバ」「メイド」「日本橋」「コスプレ」に注目が集まるのは、海外であっても国内であっても当然の流れです。
問題なのはこの「ドキュメンタリー風」の番組が一部真実を含むことでしょうか。
オタ芸もあります。服装が共同体としての認識からずれている人も居ます。
萌えもネタですが言うこともありますし、成年指定の本が所謂同人ショップでは住み分けされていないのも、
同人が著作権的にグレーなのも真実です。
逆に嘘……というより恣意的なものを感じるとすれば
ニコニコ動画(RC2)‐走れ!三面刑事 オタク革命”ハルヒダンス”
ニコニコ動画(RC2)‐※これはオタクの座談会です
でしょうか。
上は何のために放送したのかわからない上に「くだらない」と否定。ワイドショーならではの茶番。
下は2chのキャラを吹き出しに使いオタクと2chが近い存在だと誤解を与えてます。
ということで大体は「オタクの生態調査入門編!?」とでも名づけましょう。
整理します。
全てのマスコミはオタク=漫画・ゲーム・アニメ系を前提に考えて番組構成。
サブカルチャー故に大多数の知的好奇心を満たすような入門的番組を制作。
内容的に濃いと思われる人選で流している。
ということです。
全体的に観れば人選は最低ですが、事実をありのままに放送していると言っても良いです。
しかし一部ワイドショーでサブカルチャーが犯罪との関連性を指摘する(ニコニコ動画(RC2)‐エロゲが完全規制されそうな件)ことがあり、視聴者の無知と人選の最悪さも加味されて負の印象が強まっていると考えられます。
―つまり「ドキュメンタリー」と「ワイドショー」が嫌な部分で、順序関係なく重なってしまっていることが、今のオタクの地位の低さの原因だと思います。
(※蛇足ですが、オタクの地位の低さを私はマスメディアのみに原因があるとは申してません。
過去の記事を見ていただければ解る通り、出版社側の自主規制を自ら破り開き直ること、
実際に印象というのが大事であると理解せずに、最低限の共同体としての認識を自覚しない人が居る事実が間々あることを実体験より経験しているのでこちら側にも非があります)
ドキュメンタリーでこの世界は独特、個性的、あるいは理解し難い、故に気持ち悪いと思われて、
それがワイドショーで犯罪との関連を指摘されたらどう定義するでしょうか?
あるいはワイドショーで犯罪との関連を指摘されたオタクとはどのようなものかドキュメンタリーを観て、
ああ、やっぱりこういう変な思考の持ち主が罪を犯すんだなと定義しませんか?
何が悪いか、どれが一番悪いかと問われれば、それはもちろん「ワイドショー」です。
ですが、マスコミと一括りにした場合、この業界全体としてオタクの扱いは
人選からして「ネタ的存在」だと考えていいと思います。
よって結論を述べますと、再定義するにしてもドキュメンタリー自体ネタ。という面白さ。
このマスコミが前提とするサブカルチャーに関しては本当に自分で確認するしかないというわけです。
犯罪との関連性を検証する番組も、ネタに対してあまりにも少ないので運よくその時観ていないといけないわけで、これは再定義が難しいです。
放送媒体の責任はネタを流してるということに尽きるわけで………
そう考えるとネタで規制されようとしている我々って一体なんなんでしょうねw
次は実際に規制する側の国会議員について。
宮台真司とマスコミと国会議員の差(1)
びっくりするぐらい古いですが、
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20040115 ←ビデオニュース:宮台真司氏講演 メディア影響論
という記事があります。
この宮台氏の意見に私は本当に全て同感であり、全く思想が同じです。
宮台氏は松文館裁判でも意見を述べており、90年代では有名な社会学者でもあったそうなので有名かもしれません。
この講演での肝はこの文章
もしわれわれが日常ぼんやりと思っていることについて再構造化、再定義をせまるような番組が多ければ多いほど、このような漠然とした、しかし規模的には圧倒的な世論形成はなされなかったはずなんですよ。わかりますよね。実際にはそういうことはなされていない。
ということです。
所謂有害図書ですが、倫理学のメタ倫理学のように「そもそも有害って何?」だとか
有害図書があることで何がどう変化するのだろうかと検証した番組が今まであったでしょうか?
仮に多くの賛同が得られるであろう意見で、有害とは「レイプ等の不道徳表現を含む性的表現」とします。
これは直感で不快感を催す人も居れば、子どもには見せられないな。
あるいは露骨な性的表現そのものがすでに有害だとみなす人も居るでしょう。
ですが当然のように大多数が一致して、それが「犯罪行為の助長」という意見に帰結する時、
そしてそこから「規制しましょう」という流れになった時にまで何故マスコミは検証番組を作らないのか。
有害についての細部は意見が様々で、不快感があるから、子どもに変な知識を与えると考える人が、犯罪行為の助長とまでは考えていないこともあるでしょう。また、考えていないにしても、われわれが日常ぼんやりと思っていることとして、露骨な性的情報(所謂有害な)情報が犯罪の原因でないとしても、「犯罪の一因」であると考える人は、これはもう確かに絶対的に存在するのです。
宮台氏も私もここがポイントだと申し上げます。
私達は日常ぼんやりと定義すること、「かもしれない」と強く思うことがあれば、自発的に興味を持つ以外にそれについて調べないのです。
今までの人生経験から自分の中である程度の納得をしているので多少の反論が可能だからです。
アメーバニュースでもありますが
中国、「1人っ子」世代の間で離婚が顕著に
http://news.ameba.jp/world/2007/11/8998.html
というこの記事の中に
>>専門家は、この世代の多くは、一人っ子として甘やかされて育ったために人間関係が維持できないと指摘する。
と書かれてますが、私はこれを疑ってます。
そもそもこのニュースに具体的数字が一切出てこないので信用性がない。というのが基ですが、
甘やかされたくらいで人間関係が維持できないことと、結婚の人間関係とはまた色々違う、さらに人間は
親と子どもの間だけで厳しい、甘いが存在して社会共同体としての認識欠如が色濃く目立つわけがないと思っているからです。
ですが、私はその一方で「甘やかされて育ったためにそうなったかもしれない」と自分の経験から思うわけです。
つい最近薬物依存症の密着番組がありましたが、
更生施設「本気塾 」に入るためには色々と制約があるわけです。
15歳の頃から薬物に依存して精神病院を退院して現在30歳にもなる男が、
更生したいと本気塾に入ると決意する。
ですがタバコとゲームが大好きで、本気塾には入るがこの二つは辞めるつもりはない。
当然制約の中に二つは禁止事項でありまして、買っても没収、持ち込み厳禁、発見次第処分です。
なのにこの男は母親に、塾に入る前にニンテンドーDSをねだって買ってもらい、叱られる。
この母親のなんと甘いことか……自分でもう無理だと匙を投げ、両親合意の元で更生施設に預かってもらうというのに禁止されている物品を、簡単に与えてしまう。もちろん事前に無理だと言われているのに買ってます。
こういう甘い親にしてこの子があるというわけですね。
この依存男は番組上では親との交流を断って、立派に仕事に励み「ご飯がおいしい」と更生した感じがしましたが、親が塾に預けなかったらと考えると一生「依存症のままだったかもしれない」のです
つまり、親が甘やかすせいで「依存症のままだったかもしれない」ので、「甘やかされて育ったためにそうなったかもしれない」と結論に至るのは仕方のないことです。
このように私は子どもも居ない、児童心理学にも他の一切のことに詳しくはない。
ですが漠然と「甘やかされて育った子どもは人間関係において齟齬を起こしやすい」と定義はしているのです。
このことについて誰も知識がないと責めることが出来るでしょうか。
社会的に生活する上で自分に必要のない知識というのは存在しますので、それについては漠然と定義することは間々あります。
ですがそれが他人の自由を規制するものだったら、そのような類の「言いがかり」だとしたらどうしますか?
我々オタクが直面しているのはまさにこれで、大多数が漠然と定義する
「性的なメディアは性犯罪の一因である」が数の力を持って条例や法を動かしているわけです。
今私は奈良県に、別名「単純所持禁止条例」についての意見を1月前に送り、抗議しているわけですが、
抗議しているということは条例が成立しているわけです。
パブリックコメントなどと逃げ口上を述べてますが、はっきり言って意味がないことはお分かりだと思います。
「生活が忙しく、そのため漠然と定義をしている(善悪がわかってない)状態で、さらに影響力が絶大なマスメディアで検証番組が一切されない固定された、あるいは恣意的な(政治も絡む)定義」
を持っている人に意見を聞いてどうするんですか。
宮台氏も私もそう強く思っているわけです。一言でいうと「まず疑え」でしょうか。
疑うと調べるは表裏一体だと思います。
改めて考えてみましょう。
そもそも有害って何? 何処で線引きしているの?
何故性犯罪を助長するの?
児童ポルノは所持するだけでいけないって何故?
アニメ・漫画・ゲームだけ規制するのは何故?
暴力的メディアって何?
学問的なデータは存在するのだろうか?
恋空のレイプ・シンナーは良いのにアニメのタバコはダメって何故だろう?
漠然な定義を疑う→調べる→自分なりにまとめる→再定義
マスコミがしない以上自分でするしかないのです。
そして次はマスコミについて。
この媒体は検証番組を製作していたのでしょうか?
また放送界全体の態度はどういったものなのでしょうか。
都立産業貿易センターで成人向け本販売禁止に
今回の問題でついに自浄作用が求められる所まで来たというべきでしょうか。
当ブログでは書いてないですが、再三私が言ってきている、あるいは持論としてこれからどうするかということで、
「徹底した年齢確認による入場制限 及び 購買制限」を設けることです。
詳しくは後々書きますが、規制派に属する人達が揚げ足を取るところは決まって「未成年が買える」ことであり、
そこから悪影響論に発展して、エログロは気持ち悪いと感情論爆発で攻めるのです。
ですのでそこさえクリアすれば一般書店で売っているエロ本と同じ扱いになるはずなんです。
http://www7.atwiki.jp/hellcar/pages/13.html (まとめWiki に飛びます)
―今回問題になったのは公共の施設でエログロ本を発売することは都としてどうなのか?
ということだと私は認識しています。
この点については弁護士山口貴士大いに語る で山口弁護士が述べられていて、
その通りなら完全に違法だと私も思う。 思うのですが、
エログロ=18歳未満禁止 が前提ですよね? よって
年齢確認義務を主催者側が怠っていた
ならば話は別です。
そこのところを考えて皆さんは批判なり賛成なりしているのでしょうか?
当ブログで何度も言ってますが、エロの表現の自由とは「成年流通」のみ合法的であって、出版社側が青少年に悪影響があるかもしれないと自主規制を昔から掛けている現状に、ゾーニングもなしの年齢確認もなしの主催など法律的にも道義的にも許されることではないです。
同人が出版社の自主規制を無視して野放しにやってきたツケが回ってきたと考えて、
自浄する方向で進むべき話であって、話を大きくするのは建設的ではない。
クイーンズブレードオンリー同人誌即売会 クイーンズコロシアムII 人妻・母親キャラ中心同人誌即売会
が年齢確認制となったのは当然の帰結です。
むしろ今まで年齢確認をしてこなかったことに疑問を持って欲しいです。
コミケやその他の地方のイベントに参加したことがある人なら、
どう観ても中学生か高校生だと思う人を会場で見かけた事がありませんか?
私は経験がありまして、そのイベントがゾーニングも徹底していないのに成年向けと全年齢向けが混在するイベントでした。
常識的に考えても性知識に乏しい未成年に売ってはいけないのは理解できると思います。
もう一度言いますが、そのことを考えて出版社が自主規制しているのに、同人が自主規制しないのは筋も何も通ってません。
客観的に見る。 とても大事なことです。
仮に年齢確認・入場制限をしていながら断られたのであれば私も猛抗議しますが、そのような情報は入ってきてませんし、ページを観てもその旨を伝える文章は見当たりません。
とするとやはり主催者側に落ち度があるという結論に至ります。
過去の松文館裁判を再度考察する(4) という記事で
・風俗あるいは秩序に対して長期的にみて何らかの有害な影響を及ぼす蓋然性があるという事実命題
と
・日常生活の質の向上、社会の品格の維持、わいせつ物の未成年者からの隔離などの国民的利益に対しても長期的にみて何らかの有害な影響を及ぼす蓋然性があるという事実命題
さえクリアすれば「成年流通」をしても良いと書きました。
ですのでいくらこの二つをクリアしても「成年流通」でないなら規制されて当然です。文句は言えません。
結局のところ「たばこの権利」と同様に年齢確認とゾーニングしかないのです。
これ以外に何があるのでしょうか?
エロ本を見る権利と見たくない権利があるのであれば、「隔離」しか方法はないのです。
今回の騒動で同人問題については自浄作用しか有りえません。
それに気付くか否かで同人、つまりオタク業界の明暗が分かれるとまで思います。
※蛇足ですが……
青少年条例も守ってないんじゃないか?という疑念をもとに、10月より通達が入った模様です。