帰納・演繹・類推って何?
こんばんは。「たかはし算数」の高橋です。
今日のお昼ご飯は,少し手抜きをして,ペヤングの超大盛りの焼きそば。
美味しいとはいえ,インスタント食品。しかも,超大盛
少し罪悪感をもちつつ,キッチンの棚のいちばん上に置いていたそれを取り出してつくろうと思ったそのとき,その上に置いていた食器が落ちてきました💦
右手にはペヤング,下にはキッチンの流しに置いていた洗う前のフライパン。
食器が落ちても,割れ物ではないため,そのフライパンの上に落ちてただ洗えばいいだけの状況です。
ただ,この一瞬の出来事の中で,
絶対に落としてはならない
という使命感が生まれ,即座に左手で食器をつかみにいきました
ところが,残念ながらつかむのが難しい形状の食器だったこともあり,指先が当たって上にフワリと浮き上がるだけでした。
このままあきらめて,フライパンの上に落ちるのをただ待つだけか・・・
しかし,
絶対に落としてはならない
という使命感の炎はまだ消えてはいません。
つかめないなら,取り押さえるだけだ!
ということで,2度目のアタック
見事,フライパンの上に落ちる前に,キッチンの壁に食器を取り押さえることに成功しました
この間,コンマ何秒かの出来事。
まだまだ反射神経は鈍っていないことを嬉しく思いながら,超大盛のペヤングを美味しくいただきました
・・・
まったく本編には関係ない話が長くなってしまいましたが、早速、算数のつぶやきを始めます
帰納・演繹・類推って何?
帰納・演繹・類推
名前だけでも聞いたことがある人は
多いと思いますが,それぞれの
違いを説明できますか?
算数の具体例をもとに,なるべく
わかりやすく解説してみます
帰納・演繹・類推 は,算数数学で育てたい,論理的な考え方です。
どれも,
〇〇〇だから,×××ではないかな?
という,推論の種類です。
いわば,計算や図形など,オモテの学習 をする中で, ウラの学習 として学んでいくものといえます。
小学校では,子どもが 帰納・演繹・類推 の区別をしたり名前を覚えたりする必要はありませんが,それらの考え方を数多く経験することが大切です。
発達段階によって理解できることが違うので,教師や親はそれらの違いを知っておくのがよいと思います
さて,帰納・演繹・類推 について,それぞれの違いを説明できますか?
何を隠そう,私は説明するのがとても苦手でした💦
なぜなら,これらのキーワードを検索してみるとわかると思うのですが,どれも大体が専門的で難しい💦
そこで,なるべくわかりやすいように,算数の学習の具体例を入れて説明してみようと思います。
(ただし,厳密さからは少し離れるので,詳しくは他のサイトなどをご参照ください)
まず,帰納・演繹・類推 というように3つ並んでいますが,
帰納・演繹 , 類推
というように,前の2つをセットとして考えることをオススメします。
帰納,演繹 は,大雑把にいうと,次のようなイメージです。
帰納 ・・・ 原始的な考え
演繹 ・・・ 理性的な考え
帰納 は,いくつかの具体例をもとに,結論づけることです。
例えば,5年生で学習する「三角形の内角の和」
小学生としては三角形の内角の和が180°となることの証明が難しく,帰納 的な考え方で結論づけます。
正三角形や三角定規の2つの三角形,その他の三角形も,
どれも3つの角の和を調べると180°となっている。
だから,三角形の内角の和は180°である。
帰納 は,具体例が多くなるとその信憑性は増しますが,必ずしも推論が正しいといえません。
そのため,私にとっては 原始的な考え というイメージなのです。
一方,演繹 は,すでに正しいことが明らかになっているきまりをもとに,結論づけることです。
例えば,上の例の続きとして,5年生で学習する「四角形の内角の和」
ここでも,三角形と同様に,帰納 的な考え方で考えることもできますが,あえて 演繹 的な考え方で結論を求めます。
どんな四角形も,対角線で2つの三角形に分ける
ことができる。三角形の内角の和は180°である。
だから,四角形の内角の和は360°である。
演繹 は,すでに正しいことが明らかになっているきまりをもとにしているため,その前提が正しければ,必ず推論は正しいといえます。
そのため,私にとっては 理性的な考え というイメージなのです。
残りの1つ,類推 は,わかりやすくいうと,似ている ことから結論を求めること。
例えば,6年生で学習する「円柱の体積」
角柱の体積は「底面積×高さ」で求められることがわかったあと,円を多角形に似ていると考え,円柱の体積も「底面積×高さ」で求められると結論づけます。
角柱の体積は「底面積×高さ」で求められる。
底面が円になっても,多角形に似ている。
だから,円柱の体積は「底面積×高さ」で求められる。
類推 は,似ているという判断が感性的で曖昧なため,必ずしも推論は正しいといえません。
そのため,私にとっては 感性的な考え というイメージをもっています。
文章にすると長くなり,やはり説明は難しいことを痛感しました💦
でも,少しでも多くの人が何となくでもわかったと思ってもらえたなら何よりです
今日はこんなところで。
「たかはし算数(数学)教室」のご案内
「たかはし算数」ではただ問題を繰り返し解くだけの授業ではなく,子どもたちの思考に寄り添いながら算数や数学を楽しみ,土台となる力をつける授業を行っています。
毎週水曜日,大阪市天王寺区の 天王寺区民センター にて,小学生,中学生向けの算数数学教室を行っています。
また,「たかはし算数」では,ほかの曜日にも個別での算数数学教室を行っています。
ZOOMによるオンラインの指導も行っていますので,下記のLINE公式アカウントよりお気軽にお問い合わせください。
LINE公式アカウント登録のお願い
LINE公式アカウント は登録 無料 で,登録の際に個人情報の入力は一切不要です。登録していただくことにより,「たかはし算数」の算数に関する様々な情報発信をいち早くお届けするだけでなく,お問い合わせやご相談にも基本的に 無料 でお答えします。
LINE公式アカウントへの登録は,下記のQRコードや友だち追加ボタンのリンクからご登録ください。
上のQRコードや友だち追加ボタンで表示されない場合は,ID検索をお願いします。
@981pqdan
LINE公式アカウントは,通常のLINEと同じようにお使いいただけます。
メッセージのやり取りは,ほかの人からは見えません。
算数教室への申し込み,ご意見,ご感想など,メッセージのやり取りで行います。
2022年4月から開催したLINE公式アカウントですが,各種算数教室,折り絵合わせ「タタミン」などのイベントをこれから数多く開催していく予定です。ご登録,ご相談,また,お友だちにLINE公式アカウントの紹介をしていただけるとありがたいです!
![](https://ssl-stat.amebame.com/pub/content/9477400408/amebapick/item/picktag_autoAd_301.png)
![](https://ssl-stat.amebame.com/pub/content/9477400408/amebapick/item/picktag_autoAd_301.png)