【算つぶ008】さくらんぼより補数(ほすう) | 算数のつぶやき

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私は長年、算数教科書の編集長として、算数に関わってきました。今は独立し、算数コーディネーターとして「算数の楽しさや面白さ」を発信しています!

  さくらんぼより補数(ほすう)

 

こんばんは。「たかはし算数」の高橋です。

 

今日で4月も終わり。

 

既に桜🌸も散り、新緑の季節、そして初夏へと向かっていきます。

 

今日は桜にちなんだつぶやきをしようと思い、いろいろ悩みました。

 

もう遅い時間になってしまったので、日が変わる前に算数のつぶやきを始めます😊

 

 

さくらんぼより補数

 

さくらんぼ計算を知っていますか?

便利だけど、やりすぎに注意!!

 

 

桜🌸から想像を働かせ、1年生で学習するさくらんぼ計算へと繋がりました。

 

もしかすると知らない人もいるかもしれないので、さくらんぼ計算について説明すると、次のようなもの。

 

9+4

  /\

 1 3

 

つまり、9+4の計算を仕方を、

 

4を1と3に分けて、9と1で10

10と3で、13

 

と考えるとき、さくらんぼのように見える形で数を分解することを、さくらんぼ計算 といいます。
 
この手法は昔からありましたが、ここ数年、「さくらんぼ計算」という名称が広がり、1年生の子どもたちはたくさん練習する(させられる)ことになりました。
 
このさくらんぼ計算は、とても便利なものです。大人になると9+4は13と苦もなく答えられるようになりますが、その土台となっているのはこのさくらんぼ計算のような考えがもとになっているからです。
 
でも、いくら便利でも、それをやり過ぎてもよいかというと、別の話だと思います💦
 
ここで、補数(ほすう)という聞き慣れない用語を説明します。
 
補数とは、ある数に足りない数のこと。特に、ある数というときは、10や100などぴったりした数を差すことが一般的です。
 
例えば、
10の、9に対する補数は、1
10の、7に対する補数は、3
 
実は、用語としては聞き慣れないものの、この補数というものが算数ではとても大切です。
 
なぜなら、9にあと1たせば10になるということを意識することで、それより大きいか小さいかで答えの大きさを判断できるからです。
 
真顔 さくらんぼ計算と同じじゃないの?
 
たしかに同じように、補数を意識してさくらんぼの図にかいたものがさくらんぼ計算なので、同じようなものです。
 
ただ、将来的にさくらんぼの図に書かなくても計算できるようにすることが大切なのに、さくらんぼ計算をし続けると余計な思考やアウトプットが必要なので、無駄なのです。
 
サムネイル

 

さくらんぼ計算をしなければならないという形式ではなく、補数を頭の中でイメージできるようにするという本質を大切にしたいものです。

 

今日は長くなってしまいましたが、こんなところで。

 

 

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