正義を振りかざすのはどうだろう
先日、ある支援学校の生徒たちとバスに同乗しました。
その内の一人が、「次は○○」とそれ程大きい声ではないのですが、アナウンスをしていました。微笑ましく思っていたのですが、別の生徒さんが「静かに」と、こっそりとその生徒さんを注意をしました。そうすると、その注意をした生徒に対して別の生徒さんが「そんなことを言わなくても」とまた言い出していました。
皆さん、助け合っているなあと思いましたが、今の社会、他人に厳しく、公共の場では静かにしなければならないとか、他人に迷惑をかけてはいけないというような規範が、色々な所で自分たちを縛っていると感じました。
石丸信二さんが、少子化対策として、一夫多妻制だとか遺伝子的に子供をうみだすとか言っていましたが、実際には、社会の思いやりというか、他者への寛容がないことが、子育てを大変にし、少子化に拍車をかけているような気がします。だから一人は産んでも二人目、三人目は止めようという意識が働くのではないでしょうか。「何々すべきである」「何々であるべきである」という考えは、それが本当に必要か等、よくよく考えないと、人生を生きにくくします。