小池都知事と顧問
小池百合子氏が都知事になって、約1年が経過しました。
8月2日の読売新聞に、「小池都政顧問が動かす」という記事が取り上げられておりました。
これは、小池都知事が都政改革本部を設置し、顧問を置き、それらに多くのことを任せているという記事で、都庁職員が困惑しているというものでした。
この記事では、顧問による政治をどちらかというと否定しているものでした。
しかし、選挙で首長だけが変わり、首長だけが頑張っても、その地方公共団体が変わるというのは、非常に難しいのではないでしょうか。
小池都知事のように有能な政治家でも、一人で全ての判断をし、決定するよりは、信頼にたる人を顧問に任命し、それらに一定の意思決定を任せないと(最終的な責任はもちろん小池都知事が負いますが)、任期内に小池都知事が目指すものを実現できないでしょう。
猟官制にまでしろと言っている訳ではありませんが、一人で改革するのではなく、集団で改革をしていくという方法がもっとクローズアップされてもいいのではないでしょうか。