東日本大震災から4年
東日本大震災から4年が経ちました。
被害にあわれた方にとってのこの4年はいかばかりかと思うと、心が痛みます。
私は阪神大震災を経験し、その後の復興も見てまいりました。
ですから、阪神大震災のときの経験が、今回の地震の後の復興にどれだけ生かされたのかということを考えます。
阪神大震災よりも自衛隊の初期出動が早く、そして、色々な機関との連携も格段に良くなったでしょう。ボランティア元年といわれた阪神大震災のとき以上に、ボランティアの人も多く、復興に携わっていました。
ただ、変わらないこと、変わるべきだったのにほとんど進歩がないと感じるのは、被災者の住居問題です。
阪神大震災のときも、仮設住宅から復興住宅への移転の問題はあとあとまで存在し、大きな問題を残しました。
残念ながら、今回も、仮設住宅から復興住宅への移転が進んでいないようです。
ご高齢者の方にとっては、住み替えというものが如何に精神的負担を感じるかを考えると、この仮設住宅、復興住宅などへの移転の点を変えていかなければならないかと思います。
問題はあるかと思いますが、これだけ空き家がある以上、できる限り、最初から恒久住宅への移転を進めていくべきではないでしょうか。
多くの問題があるかとは思いますが、皆で検討していければと思っています。