連合冬茶会
12月4日、裏千家淡交会札幌支部連合冬茶会が茶道会館にて開催されました。
前日の雪が解けて、道路がぐちゃぐちゃで、着物を着ての参加はなかなか大変でした。
薄茶席が二席設けられていました。
一席は、「雪」というお軸、茶碗が旦入の赤楽、お茶杓は淡々斎の「年の瀬」、棚は巴棚でした(ちょっとうろ覚えです。間違っていたらすみません。二席目は全く覚えていません。すみません)。
テーマは忠臣蔵だったようで、蓋置きには四十七士の名前が書かれていて、なかなか趣深いものでした。
少し話は変わりますが、ある人が、外国ではドアを開けるときに必ず後ろから来る人のためにドアを開けて待っていてくれるのに、日本人(北海道人?)は後ろの人に気を遣わないというようなことを話されていました。これは、私も前にブログ http://ameblo.jp/takahashimiho/entry-10935299022.html に書きましたが、かなり印象が悪い行為です。
お茶の世界では、前に坐っている人、後ろに坐っている人、全てに気を遣うことが大事だとされています。ですから、お茶を頂くときには必ず、後ろで待っている人に「お先に」と声をかけます。
お茶の世界でそうなのですから、後ろにいる人に気を遣うのは日本人の伝統だったのでしょう。最近では少し廃れてしまっているのかもしれませんが、このマナーはとても気持ちのよいものです。大事にしたいものです。