炉開き
11月5日、私が師事しているお茶の先生のお宅で、炉開きが行われました。
お茶は季節によって炉の時期(11月~4月)と風炉の時期(5月~10月)に分かれます。炉は畳を切って床を掘り、釜を据えます。田舎の囲炉裏をイメージしたものです。
今回私は薄茶を担当しました(長板点前)。お点前の順序は完璧だった(?)のですが、慣れない着物を着ながらのお点前だったので、着物が気になって少し気が散ってしまいました。残念。
お茶碗は当代の大樋長左衛門による黒楽、お茶杓は淡々斎作の「老松」、薄茶器は坐忘斉お家元お好みの「唐花」、皆具は紫交趾で、主菓子は子孫繁栄を願う「猪の子餅」、お干菓子は5種の「吹き寄せ」でした(全部覚えられなかったので、覚えられたものだけを列挙しました)。
最後に、先生お手製のおぜんざいが振る舞われ、ゆく秋を惜しみながら皆で楽しい時間を過ごすことができました。