静岡茶騒動 | 高橋みほ オフィシャルブログ「みほの突撃日記」Powered by Ameba

静岡茶騒動

先日、実家から送られた静岡の新茶を飲むべきか悩んでいるブログhttp://ameblo.jp/takahashimiho/entry-10901947183.html を書きました。その後、どうなったのかと友達に尋ねられましたので、今日は、静岡茶騒動の顛末を書きたいと思います。



結論からいいますと、泣く泣く福岡の八女茶を購入し、静岡茶は飲まずに封印しています。放射性物質を含んでいるかもしれないお茶を進んで飲むべきではないと結論づけたからです。



北海道の中心で政策をさけぶ-八女茶



さて、本日の新聞(2011.6.4 朝日新聞)に、静岡県知事が荒茶(生葉を蒸して乾燥させただけのもの)の検査を受け入れたという記事が掲載されていました。



先日の検査拒否の理由は、「消費者を混乱させることをすると、余計に政府に対する不信も高まりかねない」ということだったのですが(読売オンライン 2011年5月19日15時28分 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110519-OYT1T00073.htm )、今回の受け入れの理由は、「消費者の安全を最優先させたい」とのことだそうです。つまり、今までは消費者の安全は二の次であったということですよね。



この荒茶段階での検査、二番茶から実施されるそうです。つまり、もっとも放射性物質が検出される可能性がある一番茶ではなく、放射性物質が検出されても国の定める基準値を下回る可能性が高い二番茶からなのですね。



既に出荷されている一番茶は、製茶段階で検査するとのことです。お茶は通常、色々な産地のお茶と混ぜ合わせて作られます。ですから、製茶段階だと、他県の汚染されていないお茶とブレンドされる可能性が高くなりますので、これまた放射性物質の濃度は下がるのでしょう。



私がこの記事を読んで思ったのは、消費者軽視の県の姿勢と、このような非常事態に地方公共団体が国の要請に従って検査することを拒んだ場合、国はもっと早く独自に検査をすべきではないかということです。



近年、地方分権が叫ばれています。ただ、このように、地方の農家等にばかり目が向いていて、消費者のことは二の次の知事がいた場合、地方に権限を委譲することは妥当ではないということにもなりかねません。きっちり検査して情報を提供する。そして、判断は国民に任せる、それが大事ではないでしょうか。



そして、これからは国や都道府県に任せず、NPOなど市民目線で情報を提供する団体の存在が重要性を増していくのでしょう。




おまけ


北大植物園道路脇のライラック、もうすぐ満開です。



北海道の中心で政策をさけぶ-北大植物園道路脇のライラック