マナー | 高橋みほ オフィシャルブログ「みほの突撃日記」Powered by Ameba

マナー

「○○することはマナーだ」と思っていても、案外マナーは時代と共に変わりますし、所によっても変わります。



所によってのマナーの違いで有名なのは、関東ではエスカレーターの右側を歩く人のために開けますが、関西では逆になることですよね。



先日、札幌市のある公園にムスカリの花を見にいきました。



北海道の中心で政策をさけぶ-ムスカリとチューリップ



この公園は花がいっぱいで、広々とした芝生があり、幼稚園児が遠足にきていたり、観光客がいたりと、多くの人に愛されています。



加えて、犬の散歩にこの公園を使う人が多いようで、リードをつけた小型犬を引いた飼い主さんも多く見受けられましたし、芝生の上では、リードをはずしてサッカーボールと戯れる犬がいたりと、皆さん思い思いに楽しまれていました。



この犬が自由に遊ぶ風景、新米道産子の私にとっては少し驚きであり、北海道人のおおらかさをいつも感じるのですね。というのは、私が今までいた地域では、公園で犬のリードをはずすことは禁止されていることが多く、明確に禁止されていなくても、かなりのマナー違反とされていました。



このリードをはずして犬を遊ばせる行為に関しては、マナーに止まらず、条例にまでなってしまっている所もあります。



たとえば、「某市民マナー条例」では、


(飼い犬のふんの放置禁止等)
第12条 犬を所有し,又は管理する者は,当該犬を公共の場所等において移動し,又は運動させるときは,常に鎖等により制御しなければならない。
2 犬を所有し,又は管理する者は,当該犬が公共の場所等においてふんを排泄したときは,当該ふんを回収しなければならない。



とされています。



この条例によると、早朝、誰もいない河原や公園で犬をリードをはずして遊ばせることも禁止されてしまいます。これを行き過ぎだと思うか、当然と思うか、意見は分かれるところだと思います。



私は、人に迷惑をかけない限り、河原や公園で犬のリードをはずして遊ばせることは構わないと思っていますが(私が訪れた公園も、本当は犬を芝生上で遊ばせるのは禁止なのですが)、この問題は、犬嫌いな人がその行為をどこまで許せるか、そこの管理者を含めた一般の人がどう思うか、飼い主がどれだけ節度があるかで、かなり結論が変わってきてしまいます。



是非、飼い主の方、マナー違反だと言われて、リードをはずしての運動が強く禁止されないように、節度を守って犬を遊ばせて下さいね。