地域活性化勉強会 | 高橋みほ オフィシャルブログ「みほの突撃日記」Powered by Ameba

地域活性化勉強会

今日は、「第1回地域活性化勉強会・意見交換会in北海道」に参加しました。



まず最初に、「網走におけるエミュー産業化」として、東京農大教授の渡部俊弘氏からお話がありました。



渡部先生がおっしゃるには、北海道はどうしても一次産品をそのまま東京などに送り出してしまいがちなので、それでは儲かりにくい。なんとしても付加価値を付け、高値で売ることを考えるべきだと主張されていました。これはもっともですよね。



そして、先生は、「地産地消」ではなく、「地産地活」をすべきとも主張されていました。これは、地元で売るのではなく、人が沢山いる所(ex 東京)で売った方が儲かるので、それでもって地域を活性化させるという意味だそうです。これも一理ありますね。ただ、望ましいのは、素晴らしいものがある所(北海道)まで来てもらい、購入してもらうことだとは思うのですが。まあ、「地産地消」と「地産地活」は相反するものではなく、両立すると考えた方がよいかもしれませんが。



この渡部さんのお話を聞いて、一つ疑問に思ったことがあります。それは、北海道にエミューというのは、適切なんだろうかということです。オーストラリアからエミューを持ってきて北海道で飼育する。エミューが逃げ出して他の動物と交配することはありそうもないですが、生態系への影響や自然との調和という観点からはどうなんでしょう?



余談ですが、近年、産官学が連携して地域の活性化に寄与しています。この場合、学の代表である大学教授は、新産業のネタを提供するとか、アドバイスをするとか顧問をされているのが通常だと思っていたのですが、本日の講師の渡部さんは、「株式会社 東京農大バイオインダストリー」の代表取締役社長とのことでした。大学教授が社長さんになる時代なんですね。



次に、「地域活性化の動向~できないをできるに変える実現力」という題名で、木村俊昭氏からお話がありました。木村さんは知事選では残念な結果に終わりましたが、ぜひ、地域活性化の伝道師としての知識をどこかで生かして欲しいと思っています。



北海道の中心で政策をさけぶ-木村俊昭さん



木村さんは、人が故郷等に定着するには、金銭的に満足が得られることがまずは大事であるが、それに加えて人から評価されることも大事であるとおっしゃっていました。地域には、素晴らしい仕事をされていらっしゃる方が大勢います。それらをきちんと評価する仕組みを作っていくことも大事ですよね。



このような勉強会・意見交換会で楽しいのは、他の出席者の方とお話ができることです。今日は栗山町からいらっしゃった職員の方と虻田群真狩村にある社会福祉法人にお勤めの方と特にお話ができました。自分の専門外の方々とお話ができるのはとっても勉強になり、楽しい機会です。また、参加したいものです。



最後に、本勉強会に誘って下さった、LECの札幌本校公務員情報センター長の小堀学さん、ありがとうございました。