男性ヘルパー
今日は、男性ヘルパーさんとお話をする機会がありました。
近年、建設業などから福祉分野への転職が勧められていますので、男性ヘルパーさんも珍しくなくなりました。
しかし、男性ヘルパーさんは女性ヘルパーさんに比べて悩みが多いというお話でした。
まず、女性は自分の世話を男性ヘルパーさんにさせたくないという気持ちが強く、男性は男性に世話をされるよりは女性のヘルパーさんの方がよいと考える人が多いため、男性ヘルパーさんの需要が少なく、よって、企業から採用されにくいということでした。
そういえばそうですよね。
加えて、現在は、要支援の人に対する掃除などの生活援助サービスが多いのに、男性は料理を作るのが上手でない人が多い上に、掃除を一生懸命やっても、長年主婦をしていた人から見ると四角いところを丸く掃くようなもので苦情も多いとか・・・。
更に、おもしろいと思ったのは、要支援の人たちは「男子厨房に入らず」の時代に生きた人たちなので、男性がキッチンに入るのに抵抗があるのだとか(ホントかしら?)。
ただ、車を運転しての送り迎えなどは、力があって運転がうまいとされる男性の方が好まれるということでした。
デイサービスなどの送り迎えがこれからはもっと多くなることでしょうから、その分野での需要は多いようです。
今まで建設業に就いていた人が介護の仕事に就けるかは、個人の資質によると思っていましたが、性別の問題もありますね。建設業から福祉分野への転職はなかなか難しいかもしれませんね。