アメリカンオーストリッチのハンドバックのお直し依頼がありました。

良く使っていただいていますね。所々の革がむしれています。

角も擦れて白くなっています。

持ち手が取り付けてある帯鉄を外します。

帯鉄に巻いてあった革がむしれているので交換ですね。

同じアメリカンオーストリッチの革は無いのですが、似た雰囲気の牛革と交換です。

あまり違和感が無かったので助かりました。

擦れていた角も綺麗に磨きをかけて完成です。

口が大きく空いて使い勝手の良いカバンなので、また使ってくださいね。

 

さて、アメリカンオーストリッチと言っていますが、これはヒクイドリの革になります。

いわゆるオーストリッチ、ダチョウの革とは違います。

昔、よくわかっていないお店では、このヒクイドリをオーストリッチと言って販売していたお店があることを聞きました。

価格差がかなりあったのですが、爬虫類のハンドバックは信頼できるお店で買われたほうが良いですよ。爬虫類は同じものが一つとしてありません。同じデザインでも、使っている革の価値がまるで違い、値段の差がありますからお気を付けくださいね。

あの、とても高価なエルメスでさえも、自然の爬虫類である以上、差がない様に厳選していると思いますが、同じ型番のものを何本も比べてみると、必ず差があると思います。

見比べたことはありませんけどね。