面白い依頼がありました。

ネットで買われたと思うのですが、一本手のカバンのデザインで、柔らかくても自立する程度のものが欲しかったのですが、

写真では良かったそうですが、実物は思った以上に柔らかい。

何とかしてほしいとの依頼です。

内張も何もない、一枚革のカバンに芯材を貼っていきました。

(半分だけ芯材を貼った状態です)半分はシャキッとしてますが、芯材を貼っていないほうはクシュクシュのままですね。

芯材を張っただけでは、内側がみっともないので内張を新たに作って貼りますが、

外の革のフチ、ぎりぎりまで芯材を貼っているのですが、

単純に内張を張っただけでは、芯材の端が露出したままになりますね。

そこは、知恵を絞って芯材の端をくるんでから口前を縫います。

元のバックに付いていたマジックホックも、革で出来たポケットも元通りに移行させます。

元の革の柔らかさも残したまま、自立する程度にシャキッとさせることが出来ました。

ご依頼のお客様にも喜んでいただけました。

 

外も少し汚れていたので、綺麗にお掃除もしておきました。

新学期に向けて、LEEの新しいリュックサックが入荷しました。

雨に強いターポリン素材のものや、シンプルデザインのリュックサックが新しく入荷しました。

¥6,490(税込)から

¥7,590(税込)

¥8,690(税込)と、色々です。

新学期、気分一新にいかがでしょう。

 

ご来店、現金特価にしますよ!

 

良く流行ったデザインのグッチです。

二本手のミニトートバックに出来ないか?相談がありました。

真ん中にラインがあるので、横型より正方形のほうがデザイン的に収まりが良さそうです。

元の持ち手部分を切り取り、口前に革を巻いていきます。

 

スマホのカメラの調子がイマイチで、途中の写真が無いのですが、

まずは二本の持ち手を新しく作っていきます。

元の内張、かなり汚れているので、新しく内張を張り直してほしいとのことです。

 

最近のスマホが入るようにポケットを大きめに作ります。

リメイクしてみました。

普段のお買い物にちょうど良い感じの大きさになりました。

元の革パーツも綺麗に磨きをかけて、傷んだ部分を綺麗にしています。

死蔵していたグッチ、また使えますね。

どうしても、カバンで一番弱いのはファスナーですね。

良く使われたレスポのボストンバックです。

ファスナーのレールが切れてスラスがレールから外れています。

完全に直そうとすれば、レールも交換するべきなのですが、良く使って古くなったので出来れば安く直したいとの事です。

まずは外れたスラスをはめ直します。

このままだと、レールが切れた部分から又、外れてしまうので

金具を付けて切れて所以上に進まないようにします。

反対側も似た場所が傷んでいて、そのままでは不安なので事前に補修します。

ファスナー全てを交換すると、数千円かかりますが、この方法だとお安く直すことが出来ました。

ファスナーが開く場所が少し狭くなりますが、元々の開口部が広いので問題ないと思います。

もちろん、お客様が要望すれば、すべて交換して元通りにすることも出来ますよ。

 

今週、学校販売で忙しくしており更新がままなりませんでした。

さて、

昔よく売れたサムソナイトのスーツケースです。

やはり古くなるとキャスターのトラブルが出てきます。

メーカーに修理の見積もりをされたようですが、部品がすでになく、修理不可だったそうです。

当店に修理依頼が来たのですが、キャスターすべてを交換せずにコマだけの交換なら、どうにかなります。

コマの周りのゴムがむしれ、綺麗に回らなくなって、キャスターの基部とコマが溶けて溶着しています。

いつもの手順が使えず、金工ノコで軸を切断します。

切り落としたのですが、まだ残った軸が取れません。

キャスター基部、ぎりぎりを再度切り落として何とか軸を取ることが出来ました。

今回は少し難儀しましたが、どうにか交換できました。